小林よしのり

権力になびく世の中と戦う

小林よしのり

日々の出来事
2016年1月3日 15:09


スペシャル本のシナリオを一本完成させ、眼鏡を買いに

行って、夜景を見ながらステーキを食い、あとは黙々と

本を読んでいる。

 

家族がいない者にとっては、正月って実に退屈だ。

一年中、3食作らねばならぬ妻の家事の負担を、正月くらい

なくしてやらねばならぬからホテルに泊まるが、なにしろ

ホテルには自宅にある膨大な本がない。

 

姿勢の崩れない仕事用の机と椅子もなく、必要な本を選ぶ

書棚もなく、気分の向くDVDを見て寝ることもできない。

 

子供や親戚がいて、正月気分というものが味わえるのだろう。

小林家の古い家族アルバムの中に、父が獅子舞の中から

顔を出して笑っていて、その前で幼児のわしが泣いていた

写真があった。

昔は正月に獅子舞がやってきたりしたのだが、そんな風習は

よほど田舎に行かなければ残ってないだろう。

 

獅子舞が来る正月から、都心の高級ホテルで読書に耽る

正月へ、時代は目くるめく激変したが、豊かさは昔の方が

あったのかもしれない。

 

だが、実は懐かしんでもいない。

個人主義で戦うことを選んだのだから。

 

今年は「朝ナマ」の企みのせいで、権力に対する闘争心が

燃え盛ってむずむずしている。

権力になびく連中ばかりのこの国で、わしくらいは戦わねば

全体主義が完成する。

今年も面白そうじゃないか。