小林よしのり

学校の和式トイレは虐待だ

小林よしのり

日々の出来事
2015年 10月 24日


学校のトイレは未だに和式らしい。

家のトイレが洋式になっているので、子供は学校のトイレで

初めて和式に遭遇し、その使いづらさと汚さで、ウンチが

出なくなるらしい。       

 

今の子供は和式トイレで便秘になる、これって軟弱と批判は

できない。

子供よ、わかるぞ、その気持ち。

 

子供の頃は家のトイレは和式だったが、あの頃は足腰が鍛え

られた。だが汚かった。

汲み取り式のどっぽん便所だったから、実にくさかったが、

ウンチは一応穴の底へ落ちていく。

ここに落ちたら地獄だろうなと毎日思いながら気張っていた

ものだ。

 

洋式トイレに慣れてしまうと、もう和式に耐えられる足腰の

強さも持ち合わせていない。

それよりなにより、旅行とか何かの拍子で和式トイレに遭遇

したときのショックと言ったらない。

いやだあああああああああああああ!と絶叫したくなる。

 

今わしが和式トイレに座りこんだら、2分くらいで後ろに

倒れてしまうと思う。

 

学校のトイレを和式にするのは虐待だとわしは思う。

ああ、また文明病にかかっているのかな、わし?