小林よしのり

美味礼賛の章について

小林よしのり

日々の出来事
2016年 7月 3日


『民主主義という病い』の美味礼賛の章を読んで、

こう考えたというコメントを紹介したい。

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昔は旅番組やグルメ番組では、視聴者は、嫉妬を煽られつつも、

羨望の眼差しを向けざるを得ない様なものが多かった。

今では芸能人が庶民アピール御用達の店で、ちびちび飲み食い

したり、いかにも貧しい国で旅行したり、視聴者の目線をより

下層、かつ内向きにさせ、上を見てもしょうがない気分にさせ、

健全な嫉妬の感情を起こさせないようなものが増えた。

格差社会の現実なんか見たくもないし、ましてや上見て

「コンチクショウ」と思う気力すら削がれている。

それでも鬱憤は溜まっていき・・・(久米)

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これ、わしが描いた理由で正解だよ。