小林よしのり

今日ですな。

小林よしのり

日々の出来事
2018年 5月 3日


昨日、『ゴー宣〈憲法〉道場』でまだ読んでない部分を

読んだが、倉持麟太郎の論考は緻密でニヒリズムを克服

する情熱があって、大したものだと感心した。

(この男は褒めると調子に乗るので用心だが)

 

それから長谷部恭男の『憲法の良識』を読んだが、

考え方が間違ってるだろう、歴史認識が違うだろう、

事実として間違ってるじゃないか、と思う箇所が次から

次に噴出して、付箋の数がどんどん増えていく。

 

憲法の役割が、実定法に矛盾が出たときに、良識に立ち

戻るとか、本来の人間の姿に戻って判断するためとか

言ってるが、そもそも「良識」とは何なのかという規定

がないから、話にならない。

自分の感覚が良識だと妄信してるのだろう。

 

憲法9条は人間の本来の姿でもないし、良識の欠片もない。

長谷部恭男の憲法論こそが「フェイク憲法論」にしか

見えない。

これを批判しようと思ったら本一冊書かねばならない。

 

どうりで「ゴー宣道場」にゲストで来れないはずだ。

論破されまくって権威を保てないからな。