小林よしのり

門下生の表現意欲は応援する

小林よしのり

日々の出来事
2019年 7月 13日

昨日は『ゴー宣』第54章のわしのペンを入れた。

そして『ゴー宣』第55章のコンテを開始。
大阪での取材について描くから、「じっくりよしりん会」
の場面も出てくる。カレーはもっとハゲさせて描く。

カレーの説明により、「おかわり」が人生初の会社員と
なって仕事を覚えるのに必死だから、本当にブログすら
読めない状態だったことを理解した。
3人の子供を育てるために母として頑張っている。
「嘘」なんて書いて悪かった。申し訳ない。
『ゴー宣』の中でも「おかわり」にメッセージを送る。

カレーを通じて、シュウが作ろうとしている冊子に
ついて、注意すべき点を厳しく伝えてもらった。
サンプルを「聞造会」に提出して合格点が出なければ
ダメだということも。
ただし、基本的には門下生の主体的な意思が尊重される
べきで、表現したい意欲を応援してあげたい。

門下生が勝手に何かやり始めるのは、すべて「表現意欲」
だと思っている。
動画を作ってYouTubeにアップするのも、中四国での
開催のために日々準備を重ねるのも、直接自分の仕事に
結びつけてCafeをオープンするのも、ムーランNの
ように、困難限りない東北開催に数年かけてもと並々
ならぬ意欲を燃やすのも、東海開催に着実に歩を進める
のも、全部、わしが命じたことではない。
自分たちで勝手に「表現」し始めたものだ。

自分の身を削らないように、現場を大事にしながら、
あくまでも楽しめる範囲で、「ゴー宣道場」をツールと
して上手く利用しながら、「公のための遊び」を行なえ
ばいい。
みんな、表現者になりたいのだろう。
北朝鮮や中国なら出来ない個人の「表現意欲」がこの
国では許される。大いにやればいい。