小林よしのり

長野五輪、患者数の訂正

小林よしのり

日々の出来事
2021年 6月 12日

1998年、長野オリンピックが開催された2月7日を含む
第5週のインフルエンザ患者数を、わしは13万人
書いていたが、甘かった。

それは国立感染研に報告が上がっていた定点医療機関
の患者数であり、これを含む厚生省発表の患者数は
49万6600人だった!
子供はすでに16人、死亡していた。

何度も言うがこれは「患者数」である。
発熱して自ら病院に行った人数である。
わしのようにインフルエンザを自宅で治す「発症者数」
はその倍はいるはずだ。
無症状者や、咳をしながら微熱でも外出していた
無謀な者たちも含む「感染者数」になったら数千万人
の世界だ。
PCR検査で「陽性者数」なんて出したら、さらに多くの
人数が「見える化」されたはず。

インフルエンザウイルスは確実に新型コロナより犠牲者
が多く、怖いウイルスなのだが、人々は平然と長野五輪
を楽しんでいた。

6月22日発売の「SPA!」『ゴー宣』の「患者数」を、
担当Y氏、修正、間に合いますか?