小林よしのり

人の宗教は聞いちゃならないのか?

小林よしのり

日々の出来事
2022年 10月 27日

野党の議員が「あなたは統一協会の信者ですか?」と
質問したら、産経新聞や三浦瑠麗がえらく怒っている。
よっぽど世の中の「統一教会追及」が疎ましいのだ
ろう。「食傷気味」だとか言ってたしな。

たしかに人の宗教をズケズケ聴くのは良いことではない。
だが、「信教の自由」を侵しているとヒステリーになる
ほど、それはタブーでもない。

わしなら「違います。わしは仏教です」と応えるし、
「神道です」と応える人も、「プロテスタントです」
「カソリックです」でも、応えられる人はいるだろう。

世界標準では「無宗教です」と言った方が怪しまれる
らしい。

応えられないのはカルトくらいだろう。

自分の宗教を口に出すのって、そんなに恥ずかしい
ことなのだろうか?
隠れキリシタンじゃあるまいし、「統一教会じゃありま
せん」と応えたら、マザームーンの「踏み絵」を要求
したり、「印鑑踏み」とか「壺割り」とかをやらせる
わけでもないだろう。

そもそも集金奴隷を生産して、家族を破壊しまくる
「反日カルト」を、まともな宗教あつかいして、
「信教の自由」があると妄信している産経新聞や、
三浦瑠麗の方が常識が狂っている。

たぶん被害者の声など、耳栓して聞いていないだろう。
「食傷気味」なのだから。
統一協会は三浦瑠麗を広告塔に使った方がいいね。