小林よしのり

保守の要諦は過去から未来を貫く伝統(バランス感覚)を不文のルールとして守ることである。

小林よしのり

2024年 9月 2日

自民党男系政治家は、皇統断絶も、自分の生きてるうち
の話ではないと思っているのだろう。
自分の引退後か死後なら、天皇制が終わっても、知った
こっちゃないと思えるのだろうか?

今の政治家たち、今の国民の刹那主義は、究極のところ、
天皇制終焉でも構わないのだろうし、日本が侵略されて
消滅しても、自分が死後のことなら構わないのかもしれない。

自分が生きてるうちの平穏、退屈を紛らわす快楽にしか
興味がない、将来の子孫や、未来の日本人には興味がない
のだろうか?

刹那に生きているだけの日本人がほとんどだから、
総裁候補が「男系闇落ち」しても、総裁選を楽しんでいら
れる。それが日本の民主主義である。
祖先にも、子孫にも、興味がない民主主義である。

チェスタトンは「死者の民主主義」と言ったが、未来の
我々の子孫とて、いつかその死者の会議に列席することに
なる。
保守の要諦は過去から未来を貫く伝統(バランス感覚)を
不文のルールとして守ることである。
因習を原理主義として守ることではない。

その精神の構えを、福岡LIVEで、密教として、伝えよう
と思っている。
考えなくても自然に入ってくるのが、このLIVEの特徴だ。
応募者数は3桁となって増えているが、まだまだ余裕がある。
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