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2022.11.06(日)

参政党の「信教の自由」発言は統一協会を守ることになる

 

参政党の松田・神谷両氏の鈴木エイト氏に対する抗議の動画を見た。

参政党が統一協会の支援を受けた事実はない。
それは分かった。
だが、わしは神谷氏の意見に違和感を持っている。

第一に、「信教の自由」があるから、統一協会だけを批難するのはオカシイ、全宗教を問題にすべきだという意見だ。
これは統一協会にとっては嬉しい意見だ。
守ってもらえたと感じるだろう。

言っておくが、「信教の自由」は絶対ではない!
公共の福祉の制限が付くし、反社会勢力を日本国憲法が守っているはずがない!

統一協会は「反日・反天皇」のカルト団体である。
そこに「信教の自由」を適用して、創価学会と同様に語るから、参政党は統一協会を擁護しているのではないか?という疑念が生まれるのだ。

そもそも統一協会は「宗教」と言えるのか?という問題すらある。
日本でだけ通用する教義を使って、日本人からだけ永久に献金させるシステムは、宗教ではない!
「信教の自由」を通用させてはいけない。

さらに一度、マザームーンに忠誠を誓った政治家は、党を変えれば、忠誠は突然消滅するものなのか?
これは単なる「サービス・トーク」と、笑って済ませられるものなのか?
だったら自民党と統一協会のズブズブも、「サービス・トーク」と言っておけばいいじゃないか!

松田・神谷には「哲学」がない!「思想」がない!
まあ、これは全政治家に言えるものかもしれないが、「反日・反天皇・自虐史観」を容認することは、左翼であって、少なくとも保守ではない!