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2020.12.07(月)

倉持麟太郎と宇野常寛

 

昨日の「ゴー宣道場」はとてつもなく楽しかった。
倉持氏のリベラルと保守の思想家の系譜の説明は、実によく調べていて感心した。

チャーチルの考えは、まさにわしの人生そのものだし、エドモンド・バークのフランス革命に対する一貫して激しい批判の態度は、現在のコロナ禍でわしが実践していることとほとんど同じである。

宇野常寛氏は以前より思考が整理されていて、確信を持って喋っていたのが驚いたし、トークの巧みさが磨かれていて、ずいぶん成長している。
わしも成長過程だが、人はどんどん変わっていくべきだし、宇野氏は良い方向に自分を変えているなと思った。

日本の自称リベラル(実態、薄甘いサヨク)は、あいにくいまだに蔓延っていてウザいし、その正体が「延命至上主義」だということもコロナ禍で明瞭になった。
死を覚悟しなければ、本物のリベラルも保守も現れはしない。

宇野氏はリベラルという言葉はもう止めようと言っていて、そこまで言うかという刺激があったが、倉持氏はまだリベラル概念の追及を行なって欲しい。
なぜなら、わしはまだ「薄甘いサヨク」の感覚ではなく、真のリベラルと、真の保守の相克は残っていると思っているのだ。
例えば男女の性差の問題でもだ。

この問題を整理する必要は高まっていると思ったので、わしはLGBTやフェミニズムやレイプの問題を取り上げてきた。
「ゴー宣道場」でも「女性の地位向上」を3大目標の1つとして掲げている。
女性天皇もその一環でもある。
これらのテーマは『ゴー宣』で「女性論」としてまとめたいと思って、描き続けていたのだが、コロナ禍のせいで中断している。
はやくコロナ禍を終わらせて、再開させたい。

2月14日の「ゴー宣道場」では、「女性の地位向上」をテーマに、金塚彩乃弁護士をゲストに迎えて、深く掘り下げていくことになる。

しかし最後に自分のダイエット宣言で締めくくるなど、宇野常寛氏はヘンタイ性を残して面白くなっている。
また来年中には呼びたい。