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2019.11.19(火)

よしりん感嘆の『泥にまみれて』論! ライジング336配信!

 

(byよしりん企画・トッキー)

新たな時代に必要な感覚を探るWebマガジン

小林よしのりライジングVol.336
配信です!!

今週号のタイトルは
「『泥にまみれて』は男尊女卑小説か?」

小林よしのりライジング
小林よしのりライジングVol.336

トップは
泉美木蘭の「トンデモ見聞録」

「九州は男尊女卑か?」をテーマに開催された九州ゴー宣道場において、課題図書とされていた石川達三の小説『泥にまみれて』について、泉美木蘭さんが徹底解説!

一見すると「男尊女卑」の感覚に貫かれているかのように見えるこの小説。
だが、実はこの小説に登場する主人公の夫は、身勝手な行動はしていても、女性を蔑み卑しむような言動はしていない。
むしろ男尊女卑の感覚は、妻の方にこそあったのではないか…?

作品の舞台となっている時代背景、そこでこの夫がやっていたことの意味を考えると、現代の感覚では見えない、この小説に込められたものが見えてくる。
それは、現代に生きる我々が、真に女性が活躍する時代を迎えるために必要なものを示唆しているのかもしれない!


「ゴーマニズム宣言」
「ヒアリ、観光客、パンデミックへの道」

以前から一貫してよしりん先生はグローバリズムに反対し続けている。
そしてグローバリズムの弊害は、実際に具体的に現れてきているのだが、未だに人々はグローバリズム幻想から目を覚まさず、いま目の前で起きている災厄の元凶がグローバリズムだということに気づこうともしない。
安倍政権の経済政策の目玉として行われた外国人観光客の受け入れ激増が、何をもたらしたか?
そしてさらにグローバリズムは、もっと深刻な問題を引き起こす危険性も含んでいる。

目を覚ませ! いま目を覚まさないと、グローバリズムによって、人類が滅亡するかもしれない!


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【今週のお知らせ】

泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…九州ゴー宣道場の課題図書になっていた石川達三の『泥にまみれて』は、20代前半で結婚した夫婦が、20年間に体験した出来事を、時代背景とともに妻の目線で描いた作品だ。
1925年頃に結婚し、1945年の敗戦までの様子が綴られている。
次から次へと女遊びをして、その女を自宅に連れ込み、さらに外に子供まで作って、それを妻に洗いざらい話して世話までさせる夫。
そんな夫の言動に毎度のごとく驚愕させられ、全身傷だらけのような気持ちに陥れられながらも、折り合いをつけて飲み込んでいく妻。
現代の感覚から読めば「男尊女卑小説」と感じて、とても理解できない関係性かもしれない。
しかし、舞台となった時代背景を考えると、まったく違ったものが見えてくるのである。

「ゴーマニズム宣言」
…グローバリズムなんて、ろくなもんじゃない。
人やモノが国境を超えて、世界のどこまでも易々と行き来できるようになることこそが理想であるかのようなイメージは相変わらず通用しているが、わしは決して信用しない。
観光公害、危険な外来生物の侵入、日本にはなかった「国際伝染病」の発症…こういった重要な問題を考え警戒することは、決して「排外主義」ではないのだ!!

※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
男系固執派にどんどん狂った主張をさせれば自壊するのでは?
幻冬舎の見城社長が作家の実売数を公表し炎上したことをどう見る?
『少年寅次郎』の中で印象的な場面は?
剛力彩芽氏とZOZOの前澤氏の破局をどう思う?
旅先での楽しみは何?
「でも前提は血でしょ?」という男系派の指摘に答えきっていないのでは?
読みたい本がたくさんある時、どのように読み進る?
…等々、よしりんの回答や如何に!?

 

【今週の目次】

1. 泉美木蘭の「トンデモ見聞録」・第146回
 「『泥にまみれて』は男尊女卑小説か?」
2. ゴーマニズム宣言・第349回
 「ヒアリ、観光客、パンデミックへの道」
3. しゃべらせてクリ!・第293回
 「柿野くんの心はいくらで買えるとでしゅか~?の巻【前編】」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記