ろまんちっく牛之介(徳間書店/文庫)下巻
「ほおをなでる風が、もう初夏のにおいをのせてくるような……オレも風になって、あの女性のほおにやさしくふれてみたいな……」プロレスラーなみの、ごつい体格といかつい風貌をもちながら、その容姿に不釣り合いな繊細さを持つロマンチスト・山田牛之介(やまだうしのすけ)。彼は過去のある出来事をきっかけに、クラスメートの早川愛美(はやかわまなみ)へ一直線に愛情を注ぎ続けていた。しかし純粋無垢な愛美に恋するもう一人の男・早乙女光(さおとめひかる)は、牛之介が持つ「暴力性」を見抜き、2人の仲を引き裂こうと「恋愛刺客」を放つ!!果たして牛之介は、愛美への純愛を貫き通すことができるのか!?ラブコメ全盛期、“愛”というテーマに真正面から取り組んでやろう…と描き始めた著者の思惑を遥かに超え、怒涛の恋愛惨劇の展開をみせた“驀進”作品!
下巻(1995年9月発行)
Roman1 血まみれの告白!
Roman2 人間金ではない人格だ!
Roman3 色仕掛けにぽおっ!
Roman4 よみがえる獣!
Roman5 筋肉オバケ!
Roman6 世話好き看護腐美!
Roman7 羽女ノ介・羽女太郎!
Roman8 髪切郎!
Roman9 飼楢四太郎!
[実際にいた恋愛刺客!!]
Roman10 肝珍世我郎!
Roman11 下卑田河馬之介!
Roman12 奥家内妻子!
Roman13 面野上太郎!
Roman14 知識と度胸!
Roman15 優しさとタフネス!
Roman16 梅成の逆襲!
Roman17 青春の昇華!
Roman18 筋金入りのろまんちすと!
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