新ゴーマニズム宣言(小学館/文庫)第11巻
「ゴーマニズム」とは「傲慢主義」ともいうべき著書の造語。自分の直感と常識をたよりに「傲慢だとわかっているが、それでも敢えて言っておかねばならない」という思いを思想化したもの、それがゴーマニズム宣言である!連載開始当初はエッセイ漫画であったが、次第に社会問題や政治問題に斬り込むようになり、世界初の思想漫画として社会現象を巻き起こす。自主規制問題、部落差別、オウム真理教事件、薬害エイズ問題、従軍慰安婦問題から歴史問題、イラク戦争、天皇論、原発問題…等々、「ゴー宣」のタブーなき挑戦は、現代の思想空間を常に揺るがし続けている。
第11巻・テロリアンナイト(2007年3月発行)
第156章. 伊勢神宮―日本のメッカに行ってきた
[描き下ろし1]ポチ・ホシュとは何か?
[描き下ろし2]アメリカの空爆は自由の宅配便?
第143章. 「つくる会」は世界戦略を立てられるか?
第144章. 内弁慶・田中真紀子に外交は任せられない
第145章. 無宗教の「国立墓地」なんかあってたまるか!
[誌上報告]ゴーマニスト・パーティー
第146章. 『新しい歴史教科書』最後の攻防
第147章. 国会議員が知らない靖国合祀の真実
第148章. Noisy Minorityと大新聞の協力
第149章. 個のない教育委員がファシズムに加担する
第150章. 国家の責任逃れとしての構造改革
第151章. アメリカ帝国主義vsイスラム原理主義
第152章. 『戦争論2』の空爆前夜
第153章. 我々は自覚なき「戦中派」である
第154章. ふまじめな日本のテロ戦争
第155章. 『戦争論2』の読者からの反響
第157章. 過去を裁き歴史に教訓を得る自虐保守
第158章. 日米同盟の信義とは何か?
[語り下ろし]「個と公」論2
第159章. 同時多発「発疹」との戦い
第160章. さらば「つくる会」、思想を語るために。
[特別収録]テロリアンナイト、ブルカ脱ぐか物語
あとがき