新ゴーマニズム宣言(小学館/文庫)第9巻
「ゴーマニズム」とは「傲慢主義」ともいうべき著書の造語。自分の直感と常識をたよりに「傲慢だとわかっているが、それでも敢えて言っておかねばならない」という思いを思想化したもの、それがゴーマニズム宣言である!連載開始当初はエッセイ漫画であったが、次第に社会問題や政治問題に斬り込むようになり、世界初の思想漫画として社会現象を巻き起こす。自主規制問題、部落差別、オウム真理教事件、薬害エイズ問題、従軍慰安婦問題から歴史問題、イラク戦争、天皇論、原発問題…等々、「ゴー宣」のタブーなき挑戦は、現代の思想空間を常に揺るがし続けている。
第9巻(2005年7月発行)
第106章. 縄文文明が母胎の『国民の歴史』
第107章. たのもしくふるまうこと
第108章. 天皇陛下御即位十年式典と祈り
[よしりんぼんぼり揮毫集]
第109章. 中国の「改造」を絶賛する危険なテレビ
第110章. 見ぬふりされてるチベットでの民族浄化
第111章. ぎりぎりで微妙な個人の貫徹
第112章. 凶悪なニヒリズムの暴発
第113章. ナショナリズムを自覚せよ!
第114章. 「自分語り」と「国家語り」
第115章. 著作権裁判の背景にやはり慰安婦論争?
第116章. 私+私+私=公とは笑わせる
第117章. ユダヤ人救出に完全無欠の善意はいらない
第118章. マスコミにNO!と言える国民
第119章. 逆転勝訴の真相
[巻末連載!?]「南京中虐殺説」という卑怯への深い嫌悪Ⅱ
あとがき