新ゴーマニズム宣言(小学館/文庫)第8巻
「ゴーマニズム」とは「傲慢主義」ともいうべき著書の造語。自分の直感と常識をたよりに「傲慢だとわかっているが、それでも敢えて言っておかねばならない」という思いを思想化したもの、それがゴーマニズム宣言である!連載開始当初はエッセイ漫画であったが、次第に社会問題や政治問題に斬り込むようになり、世界初の思想漫画として社会現象を巻き起こす。自主規制問題、部落差別、オウム真理教事件、薬害エイズ問題、従軍慰安婦問題から歴史問題、イラク戦争、天皇論、原発問題…等々、「ゴー宣」のタブーなき挑戦は、現代の思想空間を常に揺るがし続けている。
第8巻(2004年11月発行)
[描き下ろし特別篇]欧州より国を想う
第97章. 反日ドイツ記者への手紙
第98章. オウムを守った者たちの卑怯
第99章. 反日ドイツ記者からの返信
[大特集]反日ドイツとの応酬で欧州が見えた
第100章. 苦悩のサヨク・ニュース23 筑紫さんと辺見さん
第101章. 戦後からやってきた戦中の少年H
第102章. 教科書をつくる会でわしがやった悪
第103章. 「引用」と称する「便乗本」の時代の幕開け
第104章. 知らぬまに、ここまで歪められた歴史教科書
第105章. 「情報公開」はカラダを張ってやるしかないぞ
[特別付録]第102章、第105章「つくる会・情報公開問題」をめぐって
[巻末特別付録]「南京中虐殺説」という卑怯への深い嫌悪
あとがき
文庫化のためのあとがき