保守も知らない靖国神社(KKベストセラーズ/新書)
『ゴーマニズム宣言靖國論』から9年―いまや靖国問題は新たなステージに突入した。首相の靖国参拝に異を唱えるのは、中国、韓国だけではない。欧米諸国も靖国問題を注視している。にもかかわらず、自称“保守”を名乗る日本の論客たちは、9年前から思考停止したままだ。そもそも彼らは「靖国神社とは何か」をわかっていない。本書では、米国がなぜ「失望」するようになったのか、その経緯を追い、諸外国には理解できない「慰霊ではなく顕彰の施設」をわかりやすく説明する。この国のために戦った英霊たちを奉るためにも、日本国民一人ひとりが靖国の真実を知ったうえで守っていかなければならないのだ。
靖国は、ただ参拝さえすりゃいいわけではない!
「不戦の誓い」や慰霊の言葉を繰り返す首相の参拝を喜んで支持する“自称保守”たちは、靖国問題の本質を何もわかっていない!
靖国神社とは、英霊たちを崇める“奉慰顕彰”の施設。
次の戦争を戦うという“覚悟”なしには本来の靖国参拝はありえないのである。
靖国神社とは、何のための神社なのか。
この問いを、全日本人に突きつける最新の靖国論!
第1巻(2014年7月発行)
第1章. 靖国は顕彰の神社である
第2章. 安倍首相の靖国参拝は英霊への侮辱だ!
第3章. チキンレースになった靖国参拝
第4章. 周回遅れの靖国擁護論
第5章. 靖国神社と千鳥ヶ淵墓苑
第6章. 靖国参拝は「戦争ができる国」が前提だ!
第7章. 現代人が「靖国で会おう」と言えるか?
第8章. 靖国を排外主義の聖地にするな!
第9章. 靖国参拝で、何を守りたいのか!?
第10章. 靖国神社は国家護持すべきである!