ドン並平(集英社/短編)
丼戸(どんと)家の主人・並平は、残業を一切したことなく今日も6時にご帰宅。家族をハッピーにするためなら仕事も命も投げ出すという超マイホーム主義者で、ゴッドファーザーに憧れ、家族には自分のことを「ドン」と呼ばせている。一家は妻と一男一女、そして老父とペットのサンショウウオ。今日もハッピーな一家団欒を過ごすのだと意気込むのだが、息子・正吉郎が部屋に閉じこもって出てこない。ふられて落ち込んでいる最中だったのだ。これはいかんと並平が始めた「ハッピーの嵐」作戦とは…
集英社「週刊ヤングジャンプ増刊 OMO」(1989年4月17日号)
〈収録〉
- 価格 円(税込)