吠えろ純愛(秋田書店/短編)
高校生の信也と幸枝は恋人同士。信也は実戦空手の使い手で、今日も夕陽の砂浜で、幸枝を練習台に妥協なき技の稽古に勤しむ。またそれが幸枝の喜びでもあった。だがそんな幸せも長くは続かなかった。信也は父親の仕事の都合で急に東京に転校することになったのだ。別れの前に信也が「君のイメージにぴったりだったから」と送ったプレゼント、それは鎖鎌。幸枝はこの鎖鎌を振るたびに信也を思うのだった……「恋愛の狂気」をギャグ化した、後の『どとーの愛』につながる作品。
秋田書店「月刊少年チャンピオン増刊I’mチャンピオン」(1985年1号)
〈収録〉
- 価格 円(税込)