獣村より(未発表/短編)
浩二は恋人・ジュンを連れて福岡県U村で住職を務める祖父の寺を訪ねた。その寺からさらに奥に入った山村は、ダム建設のために湖底に沈む計画があったが、いつの間に立ち消えていた。二人は村を訪れるが、そこには人っ子ひとりおらず、荒れ果てている。そして、どこからともなく現われた無数の獣たち。村は獣村と化しており、中にはどういうわけかライオンまでいた。その動物たちを手なずけていた、不気味な謎の少年。その正体は…?
未発表
集英社(1976年)第11回手塚賞佳作受賞作
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