もう一度日本の言論状況を大きく変える『新戦争論1』
(byよしりん企画・トッキー)
『新戦争論1』の感想、
道場門弟のメーリングリストから
ご紹介します!!
さて、新戦争論1読ませていただきました。
偶然とはいえ実に実にタイムリーすぎる内容で
マスコミやら論壇の反応は
どういったものになるやらと思いました。
実に都合の悪く、見たくない現実を
突きつける内容だから黙殺かもしれませんね。
よしりん先生がイラク戦争前に
言っていたことがことごとく当たり
保守論壇が言っていたことが外れ、
彼らはミスリードしたはすなのに責任もとらず
何事もなかったかのように
安倍政権を礼賛しているのをみると、
一体なんのための言論なんだろうかと
むなしくなります。
加えて安倍政権のイスラム国の対応を見るにつけ
国民が当事者意識を持たずに戦争へと
突き進んでいった戦前を彷彿とさせるなと
思います。
知識人も同じく。
小林よしのりはネトウヨの生みの親と
言われなき非難が出てきて久しいですが
しかしネトウヨは戦争論の一番核になる
個と公というテーマをはずしています。
薬害エイズから左翼運動にとりこまれていく、
個の埋没した人たち。
そこから出てきたはずのテーマであったのに
結局彼らがバカにし、侮蔑する左翼と
同じことをネトウヨはやっているわけですね。
薬害エイズの学生も、ネトウヨも
等身大の自分を受け入れず、その不安を
愛国や戦争責任を種に
自己慰撫することでまぎらわしている。
もちろん許されることではないし、
社会に害をもたらせば何かしらの
手を打つ必要はあるとおもいます。
もう一方でそうした人間を産み出してしまう
社会的な土壌についても
考えないといけないなとおもいました。
最終章の竹内浩三は、
こんな人が戦前にもいたんだなと再発見でした。
詩の一つ一つが実に鋭く突き刺さるものです。
彼が生き残り表現者としてどんな作品を
作ったのだろうかと思うと残念な気もします。
続編もあるとのことで、大変楽しみにしております。
もう一度日本の言論状況を
大きく変える作品になるとおもいました。