2023.06.30(金)
アニメ『おぼっちゃまくん』制作のシステムづくり
インド版『おぼっちゃまくん』のテレ朝トップとシンエイ動画トップと打ち合わせしたが、やはり一回52本で終わるつもりは毛頭なく、インド側も何百本という本数を期待しているとのことなので、どうしても大量生産のシステムを作り上げるしかない。
日本では人材不足で今後絶対不可能な製作システムを日本とインドのタッグで確立する。
わしはやはり『おぼっちゃまくん』におけるギャグの作り方を完全伝授するまで脚本家を育てることを目指す。
わしがいなくても脚本家が書き続けることができるまで育てるしかなかろう。
『おぼっちゃまくん』の基本的な世界観と、貧富の哲学を会得してくれれば、書けるはずだ。
プロットの段階でギャグの出る方向性を確認して、さらに肉付けながら書き進める方法でやっていく。
わしは現在の日本の「家族アニメ」は限界が来ると思っている。
「家族像」がすでに古いのだ。
『おぼっちゃまくん』は御坊家の物語だが、移ろいやすい家族像の物語ではない。
資本主義と人間愛の葛藤の物語なので、まだまだ視野が長期的なスパンに及んでいる。
今のうちに『おぼっちゃまくん』の製作システムを確立しておけば、わしの後の製作者の中に、さらに天才が出てくるかもしれない。
彼に託すためのシステム構築である。