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2023.06.30(金)

日本人は永遠に個の確立なんて出来ない

 

戦前の反省として、あるいは赤軍派の総括リンチ殺人の分析として、さらにオウム事件の反省として、日本人は「個の確立」が出来てないと言われた。

西洋人は個が強いが、日本人は個が弱くて、組織に埋没してしまう。
日本人は世間がルールであり、世間が全体主義の単位だから、個が育たない。
コロナ禍でも、日本人の反応は、法律よりも、世間のルールに従い、自粛を他人にも強要した。
個が強い者がこれに反発していたのかと思っていたが、やはりそうでもなかった。

個人で公に主張できるかと言えば、顔出しはできない、会社の目がある、有名になりたくない、訴訟は恐怖と日本人は思うらしい。
スラップ訴訟が流行るのも、日本人の脆弱な個を揺るがすからだろう。

「王様は裸だと言えるのは、王様に睨まれない匿名という条件があるときだけだ。」
だからTwitterが流行る。
わしはもう、この日本人の匿名根性を否定しないし、日本人は永遠に個の確立なんて出来ない。

だからこそ王様は裸だと言って、何度でも名誉毀損で訴えられるわしが必要とされるのだ。
本当はわしが必要なくなる時代が来るのが一番いいのだろう。
だがそんな時代は未来永劫、来ないのだと、最近分かった。

諦めるべきことは、さっさと諦めないと、人生の期限切れは間近だ。
まだやるべきことに集中しよう。