2023.06.10(土)
インド版アニメ『おぼっちゃまくん』の脚本家が集合。
昨日はテレ朝にインド版アニメ『おぼっちゃまくん』の脚本家の顔合わせがあった。
10人くらいの脚本家が集ってくれて、そのうち女性が6人くらい。
女性の方が多いというのが驚いた。
そもそもこの企画の統括者・プロデューサーが女性で、相当な能力がある。
わしが作ったプロット3本を読みながら説明したのは、「可笑しみ」を伝えるためだ。
「漫画作品」があれば、すべて伝わるのだが、脚本には絵がないから、プロットの段階で、作品のテーマやキャラの動きの「可笑しみ」を伝えておかねばならない。
漫画作品がないというのは大きな弱点で、茶魔の表情の変化の可笑しさなどを伝えられない。
したがって、脚本を読んだ時点で、ここにこんな表情の茶魔の顔を入れるとか、この茶魔語はこんな顔とデザインで表現するとか、他の登場人物の表情や動作など、かなりたくさん、わしが絵を描いて説明しなければならないだろう。
その一本の脚本の修正・加筆まで入れたものを、今後は一週間後に欲しいと言うのだから、相当に苛酷な要求だ。
だが、漫画作品がない以上、そのわしの作業がなければ、腹から笑える作品は作れないと思う。
もちろん、脚本だけ読んで、茶魔や他のキャラや設定の「可笑しみ」をまざまざと想像できるように書いてくれる人がいれば、わしは驚くだろうし、大喜びする。
果たして、脚本で笑わせてくれる人が出てくるだろうか?
10人の脚本家の諸君、インドの4億の子供たちを全員、『おぼっちゃまくん』のファンにしよう。
さらに世界の子供たちも、虜にしてしまおう!