「オドレら正気か?」はエンタメを目指す。
昨日の「オドレら正気か?」生放送の終了後、泉美さんのスマホに、たけし社長からメールで「居眠りしなかった。面白かった」と連絡があって安堵した。
「オドレら正気か?」はエンタメに徹する。
たけし社長に居眠りさせないという目標は、エンタメするために必要な要素だ。
たけし社長は、ワクチンを子供に打たせないために、5000万円の自費を使って新聞に意見広告を出す運動を始め、それにすぐさま応じて数百万円のカネを持って、たけし社長を訪れたのが、ぷにゅっくすという福岡の隊長だ。
それから全国の篤志家にこの意見広告運動が拡がっていった。
ぷにゅっくすは、現在、来年7月の「愛子さま応援祭り」の企画を進めている。
それほどの資金を出せる者が『ゴー宣』の読者にいたことが驚きだし、大規模な企画を推進していける世間知と胆力を持つ者が現れたことが感慨深い。
ただし、たけし社長は「ゴー宣道場」は苦手のようで、「オドレら正気か?」は大ファンらしい。
ちょっとでも難しい話になると、忽ち寝てしまう。
観客席にいても、発言者として壇上に上げても、難解な話になると寝てしまう。
わしの『ゴー宣』の読者なのに、難しい話は苦手なのだ。
わしは思うが、それが庶民だ!
フーテンの寅さんだって絶対にそうなる!
インテリのふりしてる奴だって、本当は分かってない。
「オドレら正気か?」を楽しめるだけでも、凄いことだ。
あれはギャグや冗談や暴走をやりながら、秘かに思想を内包させるテクニックを使っている。
その思想もギャグも見逃がさないのが泉美木蘭さんの地頭の良さだ。
泉美さんの反射神経の良さを見てると、昔、オールナイト・ニッポンで、ビートたけしの相棒をしていた高田文夫を思い出す。
高田文夫もビートたけしの速射砲のように喋りまくる話の中から、ギャグの種子を見逃がさなかった。
そしてケラケラものすごく笑って反応していた。
その笑い声を聞いて、ビートたけしもノリにのって、さらにギャグが加速していたのだ。
ギャグを出すためには良き反応者が必要なのだ。
(つづく)