2022.01.05(水)
「ファクターZ」は博打だ。
昨日からわしは仕事を始めていて、「ファクターZ」のコンテをやっているが、チーフ広井がパソコンにラフ下絵のアイデアを送ってきてびっくりした。
勝手に仕事を始めているらしい。
「ファクターZ」の構成案を考えているうちに、次の章のアイデアも浮かんできて、『コロナ論5』の原稿が揃えば、一気に「ファクターZ」も進むかもしれない。
どこかに連載して単行本化する形式ではないので、原稿料が入らない。
先行投資して、描き下ろし単行本で出すので、売れなければ大赤字が出る。
これは博打なのだ。
それでも小林よしのりの作家性の枠を拡げるためには、やっておかねばならない。
漫画家は常に博打で、地道な努力と童心による冒険!
商売関係なく、どうしても描きたい、たとえ損をしても描きたいという意欲がなくなれば、おしまいだ。
わしにはそれがあるから、70歳過ぎても、次々に新たな代表作を生み出すことになるだろう。