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2016.10.12(水)

愛国心むき出しの国家主義的リメイク

 

『シン・ゴジラ』のアメリカでの映画評は、かなり厳しい。

「愛国心むき出しの国家主義的リメイク」
「おしゃべりが過ぎる」
「日本のひどく不快な軍国主義の過去が蘇る」
「セリフが多く、ゴジラのアクションが少ない」
「会議室での会話が多過ぎてわかりづらい」
「大量の地名や登場人物の肩書きがスクリーン上に現れる」
「アメリカ人が傲慢で高圧的に描かれている」
石原さとみの英語力が「説得力に欠ける」
「米公開の際には英語の吹き替えが必要かも」

相当にフラストレーションが溜まる映画だったようだ。

 しかしこの評価、まるでわしの評価と同じではないか。
するとわしはアメリカ人のメンタリティーに近いのか?
だがわしはナショナリズムが強い人間だと日本では
思われていて、わし自身もそれを自認している。
そのわしが『シン・ゴジラ』はオタクの無意識の国家主義だ
と批評した意味を考えた方がいい。