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2016.01.05(火)

「大東亜論総選挙」結果ご紹介!

 

(byよしりん企画・トッキー)

お待たせしました!
ライジング読者のdaiさん企画・集計による
「大東亜論総選挙」の結果をご紹介します!
※印はdaiさんのコメント。
さらに時浦からもコメントつけさせていただきます!


横綱(第一位)頭山満

頭山満

これで決まり!今や茶魔や東大通に匹敵する、
よしりん漫画の主人公として
存在感を発揮していると思います。(monmonさん)

英雄・豪傑、いい男・いい女、集う中、
やはり、この人かなあ…。まさに主役☆ (ニセただしさん)

かっこいいし、豪快だし、コミカルだし、かわいいし、
最強のキャラクターだと思います。(リラリラックマさん)

格好いい!抱かれたい!(mayuさん)

こんなぶっ飛んだ男前がそばにいたら、男も 女も
手を挙げて降参するしかありませんから (笑)(よっしーさん)

※大東亜論の主人公、文句なしの「横綱」です。
 過去のよしりん短編に「なじぇか大物」という名作があります。
 地位や経済力が無くても「なじぇか」大物。
 正に彼のことを言うのでしょうね…。

実は頭山満の人物像については、存命当時の資料にも
「つかまえどころのない人」と書かれているほどで、
資料からはそのキャラクターがつかみきれません。
『大東亜論』の頭山満はまさに「よしりん漫画の主人公」
として存在しているもので、ここに作家の凄さを
心底実感します。(時浦)


大関(第二位)
武部小四郎

武部小四郎

最後の「行くぞー」のシーンが絵の迫力もそうですが、
その後の武部を語る奈良原のシー ンでは、
読んでいて涙が出てしまいました。 (ボンさん)

時期なお早しとしながら、義の為に立つ。
少年の命を助けるべく、一切の責任を引き受け死す。
『愛国志士、決起ス』に相応しい一人では
ないでしょうか? (トロツキスト?さん)

負けると知りつつも、戦わざるを得ない戦いに挑み、
生き残って再起を図ることもできただろうに
少年たちが拷問を受けていると聞いて
自らの「命の捨て場」を全うする。
男として尊敬致します。(カレー千衛兵さん)

※彼の「慎重さ」は「死に場所」を見定めるためでしょう。
 一方で僕は来島恒喜とのエピソードも印象に残ってて、
 自分の意思を継ぎうる年少者への愛情は
 並々ならぬものがあるなと思いました。

武部は、特に越知との対比では地味なキャラに
映るかなと思っていたのですが、頭山に次ぐ
第2位に入りました!
これだけ立派に生きた武士が非業の最期を遂げ、
全く無名のまま埋もれていたことを考えると、
歴史の深さに対する畏れのようなものを
感じるしかありません。(時浦)


関脇(第三位)
高場乱

高場乱

あの時代において、男として生きた実は女性の教育者。
—それは驚愕でした。
人の「教育」「薫陶」とは何かを考えさせる。
(こけけっこーさん)

あの時代に彼のように自分らしく生きるのは、
それだけで闘いであったと思います。
で、同じく男尊女卑のあの時代に、そこに
学びにやって来る男たちもすごいなと。 (okawariさん)

※幾人もの豪傑を育て上げた彼の教育者としての
 手腕は相当なものですね。

『大東亜論』に高場が登場する直前、某レディコミの
読み切りに『高場乱』という作品がありまして、
これが、高場がとんでもなく女々しく描かれ、
それどころかなんと来島と男女の関係を結んだ上に、
来島の自決の場にかけつけ、瀕死の来島を抱きしめて
「私を女にしたのはおまえだけだ…」とささやくという・・・
いくらフィクションとはいえ、あんまりだと
思ったものです。(時浦)


関脇(第三位)
平野国臣

平野国臣

大東亜論を読んで初めて、
維新の先駆者であることを知りました!!(アベサダさん)

志半ばで亡くなったのはとても切なく、
やりきれない気持ちになりました。
生き方だけでなく人柄にも惹かれます。(こぴゃるさん)

※志半ばでの死ですが、悔いは無かったと思います。

頭山満が感化を受けた人物として重要な意味を持つ
平野国臣については、相当に調べていて、
もっともっと描くこともできたはずなのですが、
話を先に進ませなければなりませんでした。
いつか場を改めて幕末の物語をじっくり描いてほしいなあ
とも思うのですが・・・(時浦)


関脇(第三位)
板垣退助

板垣退助

これまでさまざまな物語で描かれてきた彼が、
大東亜論でこれからどのように活写されてゆくのか
期待を込めて(鷲ヲともふささん)

だってカッコよすぎるでしょ、あの登場。
同席している頭山さえ、思わず小さく見えてしまうような
存在感、色男ぶり。
しかもその 直後に第二部終了という…。(リボンの騎士さん)

※本当にかっこいいです。
 第一部の散々な彼と同一人物とは思えない!

確かに自由民権運動の勃興期、
板垣退助はまさにヒーローだったはず。
その後が「散々」になっちゃうので、
「後出しジャンケン」的にあまり良く描かれないのかも
しれませんが、リアルタイムの感覚で、ストレートに
カッコ良く描写するのも大いにアリですよね!(時浦)


前頭(第六位)
来島恒喜

来島恒喜

揺るぎない信念を持ち、行動し潔く散る。 
格好いい男だな…と思います。(ふぁんたんさん)

※第一部だったらもっと票を取っていたと思うのですが…。

なぜ来島があんなに生き急いでいたのかが
明らかになったのが、『愛国志士、決起ス』。
それを踏まえて第一部を読み返せば、
また感じるものも違ってくるのではないでしょうか。(時浦)


前頭(第六位)
西郷隆盛

西郷隆盛

前原一誠か、武部小四郎か、それとも江藤新平か
西郷隆盛かで迷うに迷って考えたうえでの
一票ですのでよろしくお願いします。 (magomeさん)

※大久保ではなく、西郷が実権を握っていれば…と思います。

西郷は『大東亜論』においては、いわば「背景」のような
存在ですが、いつかはぜひ西郷自身を描いた作品を
読んでみたいと心から思います・・・って、
「いつかはぜひ」が多すぎでしょうか?(時浦)


前頭(第六位)
奈良原到

奈良原到

キャラクターグッズが欲しくなるほどカワイイ!!
小姓として身請けした いくらいです(笑)(三味線弾きさん)

※当時の悪ガキはするイタズラがシャレにならんです…。

そんな奈良原がどんな成長を見せるのか。
そして、夢野久作『近世快人伝』によれば、
その後、流転の人生を送ることになる彼が
どのように描かれていくのか・・・
興味津津です。(時浦)


前頭(第六位)
宮川五郎三郎

宮川五郎三郎

可愛いんだもん(笑)。
どっから牛肉持ってくるのか、不思議ですけど。
(ライスバーガーさん)

※兄弟揃って可愛いと言われてます(笑)

奈良原の実弟、宮川五郎三郎。
本人の回想でも、母親がどこから牛肉を
調達していたのか、全くわからなかったとか。(時浦)


前頭(第六位)
越知彦四郎

越知彦四郎

はじめは失礼ながら「なんか危なっかしいなあ」と
ドキドキ・ヒヤヒヤさせられましたが、あの死に際。
「死に方」こそ「生き方」ですね。(ごっさん)

※彼の「死に際」は妖気すら漂うような気がします…。

軽率に勢いで行動してしまい、後でしまったと
思ったが後の祭り、といった類いのエピソードが
多く残されている越知ですが、自分の命に
一切執着しない潔さは見事の一語でした。(時浦)


前頭(第六位)
苅藻

刈藻

「客振りの名人」とまで言われた人が
新造のお光へのお礼で体を許す、
その情の深さ…惚れました!(dai)

※投票が僕だけって…、悲しいです(泣)

第二部で時代をさかのぼったために、
エピソードが中断した形になっている刈藻ですが、
その後の頭山との関係がどうなっていくのかも
気になります。(時浦)


前頭(第六位)
伊藤博文

伊藤博文

自分を殺しに来た相手と会い、完全に論破してしまった
覚悟や力量は、今の政治家には無いもので、
尊敬できるものだと思うから。(元坂口さん)

※「最近、『悪人』やら『悪いやっちゃ』やらと
 ディスられているので…」とのこと。
 あの温厚な元坂口さんに対して、そんなこと言う奴、
 誰じゃぁ~~~!!!!!
 せんべいにカレーをかけて食う奴か!?
 とにかく…出てこいや~!(高田延彦っぽく…)

いまの政治家には決してないほど
腹の据わったところを見せた伊藤でも、
幕末の志士の中では「小物」だったとすれば、
当時の日本人ってどんだけ凄かったのやら。
それはそうと、『愛国志士、決起ス』の巻末描き下ろしで、
完全に女性の支持を失いましたね、この人。(時浦)

大東亜論・第二部『愛国志士、決起ス』

『大東亜論』はますます
明治の群像劇としての魅力を
増して行きます!

これからも各キャラクターの活躍、
新たなキャラの登場に御期待下さい!!