2015.09.02(水)
『卑怯者の島』知らない時代をリアルに感じさせる物語の威力!
(byよしりん企画・トッキー)
丸坊主で出勤したら、
宇都くんは一瞬見ないふりをして、
広井さんは「俺と髪型がカブる」と言い、
ポカQくんは「『上等兵』のコスプレだ」
「10秒見たら慣れた」とはしゃぎ、
みなちゃんは見るなり大爆笑しました。
さて、本日も
『卑怯者の島』感想ご紹介です!
生まれる時代が違うだけで、
今の時代とは全く別世界の日々を送り、
そこで一生を終えなければならなかった、
さらに、そこが戦時であれば、
自分のようなごく普通の市井の民が、
人を殺し、仲間が死ぬ様を
ごく当たり前のように見なければならなかった。
何が日常で何が当たり前なのか?
生きる時代が違うだけで
世界はこんなにも変わることの
リアルを見せつけられました。
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泣きました。矢我隊長の生き様死に様に
不覚にも泣きました。
でも、この本で一番感じたのは
「時代」というコトです。
いつもTVでも何でも戦争を語る時、
忘れちゃいけないコトは当時の「時代」です
…ただ忘れちゃいけないと言っても
自分は当時生きていないのだからわかりません。
でも今生きて、今の時代にいるのは、
当時の時代を生きたじいちゃんやばあちゃん、
父ちゃん、母ちゃんがいるからです。
それをつなげていくコト、
それしかないのだと思います。
自分が生きていない時代を
リアルに感じ、意識させることも、
優れた物語の力だと言えるでしょう!