「公共性」に資するためにわしは描いている
香山リカとわしが対談した「創」の発売は2月7日らしい。
篠田編集長が、ヒートアップするのは雑誌が
出てからにしてほしいと言ったようだ。
今からヒートアップして、盛り上げるだけ盛り上げた方が、
雑誌は売れると思うけどなあ。
「創」は原稿料が払えないほどの状態らしいが、
わしは言論の場はなるべくたくさん存続した方が、
「公共性」に資すると思っているので、
(この辺の考え方が、朝日新聞を廃刊にせよと叫ぶ
自称保守派と違う)ちょっと助太刀のつもりで
対談を受けた。
助太刀だから、わしの原稿料は要らない。
しかも現在発売中の「創」の中で、香山リカ氏が、
「小林よしのりと対談させてほしい」と書いてたので、
そこまで言うならと思って受けた。
香山氏はアイヌ問題をわしが描いたことで、傷つけられた
人がいっぱいいると、被害を強調し、小林よしのりは
「影響力が大きすぎるから描かない方がよかった」
とまで明言した。
慰安婦問題も『戦争論』も全部描かなきゃよかった、
描くべきではなかったと、香山氏は思っているのだろう。
「描かない方がよかった」と言うほどまでに、
わしの著作は社会に悪影響があると思い込んで
いるのだから、ものすごい「偏見」である。
失礼極まりないから、この段階で激怒して席を蹴っても
良かったのだが、相手が女だから耐えた。
(女性差別だったかな?)
だがわしは「公共」に資するために描いているのであり、
実際、公金6億円も注入されているアイヌ協会の核心である
「アイヌ民族」が存在しないとなると、大問題だろう。
わしは「アイヌ系日本人」はいるが、「民族」はいないと
取材の結果、読書の結果、自分の頭で考えて
判断するに至った。
香山リカ氏との対談で、益々その意を強くしたので、
関心が薄らいでいたわしの気持ちに再び火を
点けてくれて香山氏には感謝している。
わしは来週配信の『小林よしのりライジング』でも書くが、
「創」が発売されたら、また『ライジング』で書く。
どうせ再びブログでも書くことになろう。