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2015.01.17(土)

アイヌ問題、自分の頭で考えよう

 

議論の意味は「真実」を知るためだと思っている。

アイヌ民族がいるのか否か?

ただそれだけが知りたい。

「真実」に辿り着くためなら、議論は誰がやったって
いいのである。

わしのスタッフの時浦がツイッターで香山リカの意見を
見て、「これはおかしい。真実から遠ざかる」と思えば、
時浦がブログで書いたっていい。

香山リカ氏はアイヌ協会の立場を守りたい人なのだろうか?

アイヌ協会に都合の悪い論者を、一方的に貶す
傾向があるから、そのように見える。

だが、わしには立場はない。

わしは組織や団体のバックアップはないから、
あくまでも個人として、自分の頭で考えればいい。

ポジション・トークをする必要がない。

自分の頭で考えて、「真実」を知ればいい。

だから「なるほど、アイヌ民族はいる」と腑に落ちる
説明があれば、転向してかまわない。

わしは、参考図書として、アイヌ協会推薦の本も読むが、
違う立場の著者の本も読む。

それって普通だろ?

香山リカ氏はわしがいかがわしい「ネタ本」しか読んでない
と宣伝するが、そのような邪推が許されるなら、
わしは香山リカがアイヌ協会御用達の「ネタ本」しか
読んでないだけで、洗脳されてるんだと
思っている。 

「真実」に迫る思考は簡単なんだ。

もはや純粋アイヌはほとんどいないが、和人との混血が
今後も進み、100分の1のアイヌの血と、
100分の99の和人の血となった人は、
アイヌなのか、和人なのか?

常識ある人なら、「和人です、普通の日本人です」と
答えるだろう。

だが香山リカ氏は「本人がアイヌと言えばアイヌ」だと言う。

しかも本人がアイヌと言えば、アイヌ「民族」だと言うが 
民族と言うなら、アイヌ語で会話できるのか?

アイヌ語で会話する共同体を北海道に探しに行ったが、
どこにもない。

観光用のテーマパークか博物館しかない。

血は限りなく薄く、言葉、風習、その他のアイヌ文化も
伝承されていない。

「民族」はどこに?

自分の頭で考えよう。

ポジショントークは必要ない。