世界は戦争とトンデモにあふれてる!ライジング550配信
(byよしりん企画・トッキー)
「平和」も「健康」も一種の呪文!
小林よしのりライジングVol.550
配信です!
今週号のタイトルは
「『戦争』の反対は『平和』ではない」
『戦争論』に描かれた重要なテーゼのひとつ、それが
「『戦争』の反対は『平和』ではない」だ。
「『平和』という(状態)の反対は、『混乱』という(状態)」であり、
「『戦争』という(手段)の反対は、『話し合い』という(手段)」
これすら理解していないのでは、とても「戦争」についてリアルに考えることなどできない。
そもそも「戦争」は武力行使を伴うものばかりではない。
軍隊が動いていなくても、国家と国家は常に「戦争」をしていると考えなければならないのだ!
そう考えれば、外交・経済などに関してさらに注意深く情勢を観察しておくのは必要不可欠。
そこで目についた本が、
斎藤ジン著『世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ』(文春新書)。
小泉構造改革から20年余り、ずっとよしりん先生が警戒し、批判してきた「新自由主義」だが、その時代はもう終わり、世界は大きく変わろうとしているというのだ!
では、その次に来るのはどんな時代か? そしてその時日本はどうなる?
泉美木蘭のトンデモ見聞録は、
「健康の俗説と商売~ブルーベリー編」
10月5日開催「オドレら正気か? 岡山LIVE」
「脳と身体」に向けて、今週も世の中に出回るトンデモ健康言説を暴き出す!
おそらく誰でも一度は聞いたことがあるだろう、「野菜から食べると痩せる」という言説。
「ベジファースト」とか「食べ順ダイエット」とかいうらしいけれども、そんなことだけで本当に痩せるのか?
この説、厚労省の発表する「日本人の食事摂取基準」にまで記載されていたのだが、調べてみると…やっぱり!
そして厚労省は今年度版の「食事摂取基準」から、当該記述をごっそり削除していた!
こんな有様の政府・厚労省だが、近年は「国民を健康にしたい」との動きを加速している。
そして、そこでやろうとしていることがまたトンデモな話!
国が人の健康まで細かく管理しようとするな!
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【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…日本人は、「外交」とは「友好」のことだと思うほど「平和ボケ」してしまっているが、外交とはもともと「戦争」だと認識しておかなければならない。
国家同士が戦い、負ければ莫大な国益を失うこともあるのだから、これは果てしなく「狭義」に近い戦争である。
国家と国家は、軍事を用いるか否かに関わらず、常に戦争をしていると言えるのだ。外交も戦争だと考えれば、「戦況」は常に変化しており、敵・味方が入れ替わる可能性もあり、その観察と分析が死活問題になるということは容易に認識できる。
その情勢分析についてとても参考になる本があった。ワシントン在住の投資コンサルタント、斎藤ジン著『世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ』(文春新書)である。
著者の斎藤ジン氏によれば、今の世界は歴史的な転換点にあり、しかもそれが日本にとっては千載一遇のチャンスであるという。齋藤氏が指摘する世界秩序の転換とは?そして、そこから考える日本が採るべき対策とは何か?
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…日本では、高齢化への危惧から、2003年に「国民の健康維持と現代病予防」を目的とした「健康増進法」という法律が施行されている。
厚労省は、この法律に基づいて、日本人が食事からどのぐらいのエネルギーや栄養素をとるべきなのかを示した「日本人の食事摂取基準」を発表している。
それと関連して、厚労省は「健康日本21」と銘打って、国民が健康になるよう具体的に実践させていく計画を立ち上げているのだ。
基本的な目標は「健康寿命の延伸・健康格差の縮小」だそうだが、厚労省が準備した概要資料に掲げられている驚愕のビジョンとは!?
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
…現役世代を優遇するために老年世代の社会保障を削ることを、当事者の視点から見るとどう思う?
ロバート・レッドフォードが出演する映画で一番印象に残っている作品は?
「IT技術の進歩は仕事を楽にするどころか、労働者の負担を昔より重くしただけ」という意見をどう思う?
スポーツ漫画を描くとしたらどんなのを描いてみたい?
日常生活を送っていて、先生の周りにシナ人が増えたという印象はある?
アニメ『ぼっち・ざ・ろっく』脚本家の「原作シーン“ノイズ”発言」問題をどう思う?
保守とリベラルが変質したのは「あさま山荘事件」がきっかけ?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】