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2025.02.26(水)

紋切り型文句の「自虐史観」に気を付けよう!ライジング529配信!

 

(byよしりん企画・トッキー)

お待たせしました!

小林よしのりライジングVol.529
配信です!!

いつまで続く、自虐史観!
今週号のタイトルは
「国際連盟脱退の深刻さと国連女性差別撤廃委員会への脅し文句の軽さ」


小林よしのりライジングVol.529

紋切り型の、お決まりの文句には気を付けよう!
今回取り上げるのは、日本政府や「右派」が何かやらかしたら必ず左側から聞こえてくる、
「まるで戦前の○○のようだ!」
という定型文。

いつの間にか「軍靴の足音が聞こえる!」という定型文は聞かれなくなったが、「戦前の再来だ!」という言い回しは今でも事あるごとに使われている。

その最新の例が、国連女性差別撤廃委員会が日本の皇室典範を「女性差別」と指摘して是正勧告を出したことに対して、政府が逆ギレして「報復措置」を発表したことについて、「まるで戦前の国際連盟脱退のようだ!」というやつだ。

しかしそう言っている人は、戦前の歴史を全然知らない。
日本の国際連盟脱退がどういう事情で行われ、そこにどういう歴史的意味があったのか、全く知らずに言っている!

ここで徹底検証しよう!!


泉美木蘭のトンデモ見聞録
「日本保守党の末期症状が凄まじすぎた」

大評判の持統天皇烈伝は、1回お休み。

作家の百田尚樹と有本香が1年半前に立ち上げた「日本保守党」。
結党後ほんのわずかな期間で党員数万人、ネットのフォロワーは既成政党を軽くしのぐ数に上った。
そして現在は衆議院に3議席、地方に9議席を抱える国政政党である。

一時は、これぞネットの力! これからはネットが政治を動かす! ネットが使えなきゃもうオワコン!
…とか言われていたはずだが、その後、どうなった?

実は、一般人の目には全く入らない「コップの中の嵐」どころか「おちょこの中の嵐で」いまや目も当てられない地獄の末期症状を呈していた!

これがネットの力? 結局は、腐臭漂う「ネトウヨの可視化」をしただけだった!


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【今週のお知らせ】

「ゴーマニズム宣言」
…日本政府や「右派」の団体等が何かおかしなことをやると、即座に「まるで戦前の○○のようだ」と言い出す人が必ず出てくる。
その論評の全てが誤りとは言わないが、そういう意見の大半は戦前の歴史について無知なまま、ただ「戦前の再来だ!」と言えば批判したことになると思っているだけの安直なものなので、放置するわけにもいかない。
最新の「戦前の再来だ!」という発言は、1月末に日本政府が発表した国連女性差別撤廃委員会への報復措置発動が、昭和8年(1933)の国際連盟脱退と同様の暴挙だというやつだ。
最初に断っておくが、わしも政府の女性差別撤廃委への「報復措置」が、とんでもない愚行だということ自体には全く異論はない。
しかし、これと1933年の国際連盟脱退とは時代背景も事情も全く異なっており、同列には並べられない。
戦前のそれと何が違うのか?ここではっきりとさせておこう!

泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…かつてネットでは、「民主党のせいでこうなった」とさえ言っていれば、保守っぽいスタンスを醸し出して、エア・マウントを取ることができていた。
だが最近は、そういうわけにもいかなくなってきたのだろう、左派ではない、新たな「いじり」対象を見つけたらしい。
かつてなく「ブーメラン」の跳ね返りがはやく、次から次へと炎上ネタが投入されるという。
それが「日本保守党」だ。
ちょっと目を離しているあいだに、コップの中の嵐・・・いや、「おちょこの中の嵐」は、激しくトンデモない末期症状を呈していた!

よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
…「天皇さまはこんなに立派で正しくて素晴らしいと褒めちぎるのが、最近わしは疑問に感じています」をもう少し詳しく教えて!
日本保守党をどう見てる?
「おぼっちゃまくん」「東大一直線」「戦争論」等のファンや読者の反応が一番気になるもの?
『おぼっちゃまくん』は「スポンサー無しで続いたアニメ!」という点をもっと宣伝するべきでは?
…等々、よしりんの回答や如何に!?

 

【今週の目次】

1. ゴーマニズム宣言・第558号
 「国際連盟脱退の深刻さと国連女性差別撤廃委員会への脅し文句の軽さ」
2. しゃべらせてクリ!・第484回
 「白銀の世界! 名スキーヤーぽっくんの滑降を見てクリ~!の巻【後編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第353回
 「日本保守党の末期症状が凄まじすぎた」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記