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2024.12.24(火)

やっぱり「推定無罪」の原則は重要!ライジング523配信!!

 

(byよしりん企画・トッキー)

先週は休刊となってしまい申し訳ありません!
お待たせしました!
そして今年も1年(中断もありましたが…)ありがとうございました!

小林よしのりライジングVol.523
配信です!

今週号のタイトルは
「紀州のドン・ファン事件無罪判決」


小林よしのりライジングVol.523

日本の刑事裁判では、検察が起訴すれば99.9%有罪。
そんな中で、「紀州のドン・ファン」事件で無罪判決が出た。
あれだけ世間の注目を集めた事件の裁判で、検察も相当にメンツをかけて取り組んでいたはずだから、これは異例中の異例といえる。

しかし冷静に検察の立証を見てみると、状況証拠の積み重ねだけで直接的な物証も何もない。
「推定無罪」「疑わしきは被告人の利益に」という刑事裁判の原則から言えば真っ当な判決だと言えるし、そもそも従来の「有罪率99.9%」が妥当だったのかということも検証しなければならないのではないか。
何しろ「袴田事件」のように検察側が物証をねつ造していたということさえあったのだから!

この件から考えるべきことはいろいろある。
確かにどんな人にも「偏見」は入り込むが、ここは冷静にならなければならない。
最も重要なことは「冤罪」を防ぐことだ!
それは「死刑制度」にも関わる問題である!


泉美木蘭のトンデモ見聞録
「持統天皇列伝〈4〉近江遷都と長槍事件」

大好評連載の第4回目!
白村江の戦いの大敗以降、天智天皇は国防を固め体制を立て直すのに必死だった。

後の持統天皇・さららが行軍の途中で生んだ草壁皇子は7歳。
心も顔立ちも優しく、学問好きではあるが、病弱そうなところが母親・さららの気がかりであった。

一方、さららの知らないところで、次の嵐となる風は吹き始めていた。
これがいずれ古代日本最大の内乱へと発展していき、否応なくさららもその渦中に身を置くことになっていくのだが、まだこの時はそれを知る由もない…
いよいよ風雲急! さあ、どうなる?


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【今週のお知らせ】

「ゴーマニズム宣言」
…「紀州のドン・ファン」事件で殺人罪に問われた元妻に対して、無罪判決が出た。
検察側の立証は状況証拠の積み重ねで、直接的な物的証拠は何もなかったのだから、無理はない。
この裁判では「疑わしきは被告人の利益に」という原則が通されたわけで、それは非常に重要なことである。この原則が徹底されていれば冤罪は起きないのであり、そういう意味で今回の判決はよかったと思う。
やはり冤罪を防ぐためには、状況証拠の積み重ねだけでは立証には不足であるということを、常識にしなければならないのだ。
それで、ここで疑問を持つのは「和歌山毒物カレー事件」だ。人々の「偏見」「冤罪」そして「死刑制度」まで考えてみよう。

泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…白村江の敗戦から5年。
戦後は、一刻も早く鉄壁の国防体制を築かねばならず、誰もが走りまわる慌ただしさが続いた。
工事に関して、喧々諤々と話し合いが続いたかと思うと、巨大な防塁が築かれた日は祝宴が催されることもあり、朝廷内外の空気も、人々の感情も、目まぐるしく回転しながら、急スピードで前へと進んでいた。
そんな中、ある事件が起きる!物語は、あの古代日本最大の内乱へと近づいているのだった…!

よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
…岐阜県郡上市の「100歳祝いに贈っていた10万円を止めて中学生の給食費に充当する」という政策、これも手取りを増やす為のパイの取り合い?
『夫婦の絆』制作において意識した作品はある?
同年代と比べたら圧倒的に若い脳で世の世相の変化に敏感でいられる理由は?
病に罹った時にQOLを重要視するのか、最期まで闘う姿を見せるような生き方か、どっちを選択する?
今年観た映画ベスト10は?
…等々、よしりんの回答や如何に!?

 

【今週の目次】

1. ゴーマニズム宣言・第552号
 「紀州のドン・ファン事件無罪判決」
2. しゃべらせてクリ!・第478回
 「メリークリスマス! ビキニサンタしゃん、プレゼントは何でしゅか?の巻【後編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第347回
 「持統天皇列伝〈4〉近江遷都と長槍事件」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記