YOSHINORI KOBAYASHI OFFICIAL SITE | 小林よしのり公式サイト

小林よしのりオフィシャルwebサイト

PROFILE LINK CONTACT
2024.03.12(火)

最上質の論稿、しかも超豪華三本立て!ライジング497配信!

 

(byよしりん企画・トッキー)

「中絶権」「不同意性交罪」そして「松本人志問題」
全部まとめてスッキリさせよう!

小林よしのりライジングVol.497
配信です!

今週号のタイトルは
「中絶は女性の権利か?」


小林よしのりライジングVol.497

トップは
『ゴーマニズム宣言』

フランスで、人工妊娠中絶を女性の権利とする憲法改正案が、圧倒的賛成多数によって可決された。
世界で初めて「中絶権」を憲法に明記したフランス。
それに対して、日本の刑法は未だに「堕胎罪」が存在している。
日本はフランスに比べて、何と遅れているのか!
…という声も聞こえてくるのですが、ちょっと落ち着いて考えよう。

先週の生放送で、よしりん先生は『おそ松くん』のキャラ、イヤミの話を話を出した。
『おそ松くん』を読んだ子供は、「ミーはおフランス帰りザンスよ!」というイヤミの姿を見て、無条件に欧米を崇拝する馬鹿馬鹿しさを潜在意識に持っている。それが漫画の凄さだと。

「イヤミ」にならないためには、まず冷静に、フランスが「中絶権」を憲法に明記するまでの歴史を知らなければならない。
そうして調べると…「シェ―!!」と驚くことばかり!!


弁護士・茅根豪氏の特別寄稿掲載
「不同意性交罪に不安を感じる理由」

かつての「強姦罪」が「強制性交罪」になり、そして昨年「不同意性交罪」になった。
しかし、これはどう変わったのか?
「不同意」ということは、後になって「あれは不同意だった」と言われたら、罪になってしまうのか!?
そんな不安の声も多いので、ここでその法改正の経緯にスポットを当て、どういう人が、どのような意図をもって、何を目指して法改正を行ったのか? この法改正の背後には、どういう思想があるのか? ということを明らかにしていく。

危険なイデオロギーはどこにでも侵入してくる。ここにその懸念はないか、しっかり見てみよう!


泉美木蘭のトンデモ見聞録
「週刊文春・新谷学総局長の頭のなか」

週刊文春の前編集長で、現在は株式会社文藝春秋取締役執行役員・総局長の新谷学が、週刊文春の一連の松本人志に対する告発記事について、「これを刑事事件として立件するのは、はっきり言って不可能だと思うんですよ」と発言して、話題になっている。

いったいどういうつもりなのか?
刑事事件として立件もできない、客観的な証拠は何もない、被害を訴えている女性の証言しかないということまであっけらかんと認めてしまっているが、それであれだけのキャンペーンを張り、松本人志の芸能活動を休止に追い込んだことに、いったい何の正当性があるのか?

新谷がその正当性を主張して言っていることを検証していくと…
それは「支離滅裂」の一語に尽きる!!

 


メルマガ配信サービス
「まぐまぐ!」でも配信中です!
http://www.mag2.com/m/0001657913.html

 


【今週のお知らせ】

「ゴーマニズム宣言」
…3月4日、フランス議会は「女性が人工妊娠中絶を選ぶ自由」を憲法に加える改正案を、賛成780票、反対72票の圧倒的多数で可決。世界で初めて、憲法に「中絶権」が明記された。
この日、エッフェル塔は改正案可決を祝って点灯され、「私の身体、私の選択」というメッセージが映された。
「中絶」は本当に普遍的メッセージなのか?
普遍的な女性の権利なのか?
未だに刑法に「堕胎罪」がある日本は遅れているのだろうか?
「堕胎」を無理やり明確化しようとすると、恐ろしい思想に嵌ってしまう危険性を理解しているか?「堕胎は女性の人権」という左翼・リベラルの落とし穴、「堕胎は絶対悪」という右翼の落とし穴、それぞれ自覚した上で、日本はどうすべきか考えよう。

茅根豪氏の特別寄稿
…強姦罪は明治40年に制定され、平成29年に強制性交等罪へと改正されて、さらに令和5年7月からは不同意性行罪となった。「不同意」という文言から、相手の気持ち次第で罪になるイメージがあるが、法改正によって何が罰せられるようになったのか?今回は「改正の経緯」にスポットを当てて、
〈1〉改正に積極的だった国会議員はどんな発言をしてたか?、
〈2〉そもそも改正した理由は何だったのか?、
〈3〉実際はどんな条文になったのか?、そして、
〈4〉不同意性交罪改正の背後にある思想に迫ってみよう。

泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…元日経新聞記者の後藤達也氏が司会するYouTube番組『リハック』に、3月2日と7日、「週刊文春」の新谷学総局長が出演して、松本人志の問題について語った。その発言の内容を追いながら、週刊文春の問題について考えてみたい。
「以前、記事化できなかった件をなぜ今回、記事化したのか?」
「被害者の証言を裏付ける客観的な証拠がない」
「一方の言い分だけに偏って記事を作っている」
「おカネ目的(売上目的)という意識が強いのではないか?」
等々の質問に対して、新谷はどう答えたか?

※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
自分の作品が政治的思惑やポリコレ、フェミ的思潮などに引っ張られた改変をされるのは、やはり許せない?
タイパの極致たる「サビカラ」が流行っていることをどう見る?
ファイザー製のバイアグラ、リスクを理解した上でも使ってみたいと思う?
人は自分の信仰や実存に関わるところまで突き詰めて思想できるかどうかというのは、相当難しいのでは?
文藝春秋社の新谷氏の発言を擁護する水道橋博士氏をどう思う?
漫画家は己の命を削りながら創作していかなければならない過酷な稼業?
原作漫画の実写化はどうあるべき?
大谷翔平選手の結婚について、正直、どう思った?
トランプが大統領に返り咲いたらどうなる?
…等々、よしりんの回答や如何に!?

 

【今週の目次】

1. ゴーマニズム宣言・第526回
 「中絶は女性の権利か?」
2. 特別寄稿・茅根豪
 「不同意性交罪に不安を感じる理由」
3. しゃべらせてクリ!・第452回
 「お金持ちを差別せんでクリ!ぽっくん怒りの座り込みぶぁい!の巻【前編】」
4. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第320回
 「週刊文春・新谷学総局長の頭のなか」
5. Q&Aコーナー
6. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
7. 編集後記