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2023.01.30(月)

無邪気に童心で描いた『よしりん御伽草子』

 

〇昨日は目いっぱい『ゴー宣』第190章のコンテを描いていたのだが、コマ割りとネームは入った。
今日、ラフ絵を入れたら完成で、仕事場に送る。

〇インド版『おぼっちゃまくん』の契約書を読んで、「やっぱり本当に制作するんだ」と思い、今年は猛烈な忙しさになることを覚悟しなければと思うと、睡眠不足になった。

『よしりん御伽草子』は子供には刺激が強すぎるのだろう。
わしは「ばば汁子守歌」を子守歌に聞いて、想像しまくりながら寝てたので、なんてことはないと思っていた。

わしが子供の頃の「おとぎ話」と今のやつは全然違っていて、昔わしが「おとぎ話」を読んだり、聞いたりしたときの感覚は、想像や妄想込みの感覚だったから、『よしりん御伽草子』はそこに近づけただけだ。

ほとんど無邪気に描いていたので、子供はもっと無毒な「おとぎ話」しか見たことがないという点に全く考えが及ばなかった。
童心で夢中で描いてたから、保育器で育った子供を相手に描くのならもっと毒素を減らすことを意識して描くべきだったのかもしれない。

日本人だけが「コロナ恐い」でマスクしてPCR検査して、人体の脅威を信じず、3年間怯え続けたのは、この毒素ぬきの保育器大人が大量に生産されたせいなのかもしれない。

『ウクライナ戦争論』でも、レイプシーンを描かないでほしいと感想が来るくらいだから、残酷な現実から目を背けて戦争を語ることしかしたくないのだろう。

そもそも震災や戦争の現場を、テレビで流すときは、日本ではボカシが入っている。
ショックを受ける人がいるからと、国民に現実を見せないように操作されているのだ。
もしまた御伽草子を描くチャンスがあれば、テレビに育てられた保育器大人に合わせて描く術を意識しよう。