喘息の治療薬はコロナに効くか?
わしがカンヅメ明けで帰宅した週(4月3日から)に、秘書みなが発熱し、コロナ陽性になった。
ほとんど同じ時期に、妻も38度の高熱が2日間出て、ごほごほ咳をしていた。
喉が痛かったようなので、完全にオミクロンだ。
泉美さんもオミクロン経験済みだが、モノが飲み込めないほど痛くなるらしい。
だがその週は、わしも体調を壊していて、横隔膜と足が痛くて歩けなくなっていたので、妻はPCR検査を受けず、家事の合間に寝るという日々で、回復させた。
土曜日には生放送前、わしが単行本にサインする手伝いをしに、仕事場にも行っている。
その週はオミクロンの飛沫が家中で飛び交っていたのに、わしには感染しなかった。これが重要だ。
免疫の軍事訓練が出来ているからか?
それとも、喘息だから、治療薬アドエアのステロイドを吸入しているからか?
ステロイドは、気管支の炎症を抑え、肺への空気の通り道を広げる作用があり、「ACE2」受容体を減らす効果があるという説もある。
今回、スタッフの宇都くんがオミクロンの疑いがあり、検査をしたのだが、その報告に1週間もかかっていて、昨日、ようやく「陽性」だという報告が届いた。
オミクロンは発熱前2日間と、発熱後2日間くらいで、感染力はなくなるので、隔離期間はとっくに終わっている。
もう熱もないし、喉の痛みもひいていて、回復している。
そこで面白いことが起こったのだが、同時に検査をした宇都くんの妻は「陰性」だったのだ。
彼女は喘息で、わしより強力な吸入剤を使っている。
泉美さんがオミクロンに感染したから、喘息患者はコロナに強いと断じきれないが、オミクロンは今までのコロナのように、「ACE2」には吸着しないが、喉の奥に吸着するのなら、やっぱり喘息用ステロイドが効いている可能性が高い。
しかし、それ以上に効果があるのは、免疫の軍事訓練だとわしは感じている。
人間の免疫力と、ウイルスのせめぎ合いは、常に「動的平衡」だからである。
常に軽く曝露・感染をしていて、免疫の軍事訓練を意図的に行なうしかないのだ。