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2019.09.30(月)

抗議も執筆拒否宣言もテロである!

 

文化庁があいちトリエンナーレの交付金を出さないことにしたことが問題になっている。

表現の自由と公共の福祉のせめぎ合いになるが、わしは公共の福祉を拡大すると、表現の自由の幅が狭くなり、それを国家が推奨することは、巡り巡って公共を侵食することになり、危険だと思う。

そもそも少女像や昭和天皇の写真を燃やす作品が、芸術のはずがなく、反日プロパガンダでしかないクズであり、こんなものに抗議したり、過剰反応するから、価値を高めてしまう結果になっていく。
無視しておけば良かったのだ。
右派は左翼の罠にはまっている。

あんなクズ展示会より、わしのゴー宣「少女像は神聖不可侵じゃない」の方がはるかに凄い作品である。
それをSPA!が掲載拒否したので、WiLLに掲載してもらったが、それを読んだ人たちは「笑った、真実が分かった、面白かった」という意見が圧倒的である。
それを掲載不可にしたSPA!の方が日本の表現の自由にとって大問題のはずだ。

誰から来るかも分からぬ抗議の幻影に怯えて、作品の掲載を拒否するというところまで、雑誌は表現封殺に走ってしまっているのだ。

表現の自由を侵すのは、権力だけではない。
民間人による抗議が表現の不自由を促進するのであり、抗議やポリコレが表現の不自由を加速させているのだ。

抗議はテロであり、出版界はテロに屈する。
覚悟を問うても無意味である。
雑誌が売れない出版界にとって、抗議は生命維持装置を引きぬく行為に等しい。

抗議はテロである。
執筆拒否宣言もテロである。
表現の不自由を加速させ、民主主義を窒息させるのは抗議テロである。

わしは一人で百人を相手に議論してもいいと言ってるのに、ボツにされる。
わしに覚悟があってもムダだ。
出版界が衰退しているから抗議が一番効く。

わしは表現の自由を徹底的に守る!
わしが嫌な表現でも守る!
それは宣言しておく!