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2019.04.20(土)

朝日新聞を読んで考えたこと

 

朝日新聞を読んでいて、様々なことに疑問が浮かんだ。

〇「令和」の考案者は中西進だと特定している。
わしには何で考案者名を知りたがるのか分からない。
元号は「公」のものだから、「個人名」は必要ないのではないか?
民主主義の信奉者は秘密はいけないとして、何でもかんでも暴露したがる。
確かに権力者が国民を騙そうとしているときは、大いに秘密を暴いていいのだが、元号の発案者を知りたいと、わしは思わないのだが。

〇その中西進のインタビューが大々的に載っているのだが、「令はうるわしさ」だと言っている。
漢字は象形文字だから元の絵・図柄があるはずで、「令」は冠の下で人がひざまずく図だろう。
つまり王様の命令に跪く、神の命令に跪くのが「令」の起源のはずで、神や王様の命令は「うるわしい」という意味合いから令嬢も出てきたはずだ。

〇中西氏は万葉集の「海ゆかば」を軍国主義に利用された悪しき歌のように思い込んでいるが、わしはそうは思わない。
日の丸だって、君が代だって、国家と国家が戦争になった場合は、利用されるのが当たり前だ。
例え、グローバリスムと言われる世の中になっても、国家という概念は乗り越えられない。
国家国民の統合の象徴として、何かが利用されたからといって、それを否定するのは幼稚である。

〇アイヌが先住民族に認定される新法が成立したと朝日新聞は報道しているが、だったら琉球民族も認めるのだろうか?
熊襲や隼人や蝦夷は同化されたから、無視でいいということなのか?
「ワンドロップルール」の民族血統主義を讃美し、「多様性」の旗のもと、国家で保護・厚遇すること自体に疑問を持つ人々の声は封殺される!
朝日新聞はもっと哲学し、思想すべきではないか?
「少数意見」も「多様性」も、朝日新聞は実は無視しているではないか!

〇荻生田氏の「消費増税延期」の提案を、朝日新聞は緊縮財政派だから、「個人の見解」として片づけたいのだろうが、果たしてそれでいいのだろうか?
赤旗も取り上げたのだから、藤井聡氏の意見を読者に紹介したらどうだ?

このように朝日新聞を読んでいると、次々に考えることが浮かんで面白い。
ネットなんかで情報を収集していても、自分の頭で考える習慣がつかないだろう。
新聞はやはり大切なのだ。