SPA!に抗議に来た女子大生は危険だ
ネットニュースで「ヤレる女子大学生RANKING」をめぐって抗議した女子大生グループがSPA!編集部と話し合いをしたという記事を読んだ。
もともと「ギャラ飲み」の特集記事の中の企画らしいが、「ギャラ飲み」なんかに参加している卑しい女性がいるのだろう。
女子大生は未成年と強調しても、だったら「ギャラ飲み」なんかに参加するなと言いたい。
卑しい行動をしている女性がいるから、「ヤレる、ヤレない」という見方を男がするんだ。
編集部では「女性をモノとして扱う視点があった」と反省したらしい。
これを言い出したら、風俗記事の全てが成り立たない。
グラビアアイドルを人格として見ている男なんかいるはずがない。
この表現はよく見られるが、女性誌だって男性をモノとして扱ってないか?
「抱かれたい男、ベストテン」とか、「抱かれたくない男、ベストテン」は男性の人格を完全無視して、性欲の対象になるかどうかだけで、ランク付けされている。
「抱かれたくない男」を実名で発表するのは名誉棄損になりかねないほどの問題ではないか?
けれど、女性誌にとっても、そんな企画は「遊び」だろう。
モノ扱いされた男にとっても、「遊び」と思ってネタにすることで、済ませているのだ。
最近は特に「イケメン」とか「ブサメン」とか、顔だけで男を話題にする女性は異様に多いが、あれは男性をモノとして扱っているのではないのか?
抗議した女子大生たちは「イケメン」という言葉で、男性を品定めしたことはないのか?
最近は筋肉好きの女性が多くて、女性のプロレスブームも男の人格や尊厳よりも、モノ扱いで欲望を発散している例だし、テレビで平然と男の胸板を触っている女性を何度でも見たが、あれはモノ扱いじゃないのか?
女性の胸を触ったら犯罪だよな?
最近は男性をカネがあるか否かだけで評価している女性は多いが、あれは人の尊厳を無視した唯物的な男性観で、モノ扱いも同様ではないのか?
そういう「遊び」を一切許さない社会って、そんなに好ましい社会なのか?
抗議している女子大生は、外国と比較するが、先進国でも実は女性差別は消滅していない。
イスラム社会では女性器切除などの風習が残る国だってあるのだが、そういう風習に対してもこれから戦っていくのか?
外国にまで発信し、外圧を利用しておいて、まさか日本国だけの完全男女平等を目指してるんじゃあるまいな?
一番、不愉快なのは、「廃刊して〈消す〉のではなく」とネットニュースの記事には見出しがつけられているが、この女性グループの代表はこう述べているのだ。
「追及が甘いという意見もあるかもしれない。ただ、私たちは廃刊にして問題を消して終わりにしたいのではない」
恐ろしい言葉である。
「廃刊」という選択肢もあったが、と脅しているのだ!
この女性代表は、「雑誌の廃刊が問題の解決だとは思っていません」と、やたら「廃刊」を口にしている。
SPA!には何十人もの作家・表現者が執筆しているのに、その執筆者たちは、彼女たちの眼中には全くないのだ!
「女性の権利向上」だけが最高価値になっていて、「正義」を背負った使者の身分になっている態度は、まるでポルポト政権的な全体主義を感じる。
彼女たちは「言論の自由・表現の自由」の価値を全く分かっていない。
「思想・表現・言論の自由」は、民主主義の根本である。
「女性の権利向上」のためには、他の表現者など、巻き添え食って消えてしまえと思う性根があるのだ。
「廃刊」「廃刊」と、この女性らが口にするたびに、執筆しているわしは恐怖を感じて、「脅迫」としか捉えられない。
わしは「ヤレる女子大学生RANKING」はマズいと思っている。
実名で書いたから名誉棄損の恐れが出てくるのだ。
だが、この出版不況の中で、SPA!が真面目な雑誌になれば売れなくなるのは必定だ。
実名で名誉棄損をしないように注意しながら、過激でふざけた企画は絶対に続けて欲しい。
社会には「ふざけた遊び」の場だって必要なのだ。
「女性の権利向上」には賛成するが、わしにとっては、「表現の自由」の価値の方がはるかに重い!
国会の法務委員会で、「共謀罪」に反対したのも、「言論・表現・思想の自由」を守るためだ。
一つの記事が過剰だったというだけで、「廃刊」と言い出すリベラル・ヒステリーには徹底抗戦しなければならない!