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2018.12.01(土)

福山哲郎幹事長もデマリツイート!立憲民主党を質す!!

 

(byよしりん企画・トッキー)

古谷経衡のデマ記事を拡散している立憲民主党の公式ツイッターを、呆れたことに、福山哲郎幹事長がリツイートしていました。

この調子だと、どれだけの立憲民主党議員が小林よしのりの名誉を棄損するデマ記事を拡散しているか、わかったものではありません。
そこで、改めてここで経緯をまとめ、当該ツイートの削除を求めると共に、立憲民主党の見解を質したいと思います。


11月29日、文筆家・古谷経衡のネット記事『ネットを徘徊する怪物「差別的デマ」は、いま誰を餌食にしているのか』が「現代ビジネス」から配信されました。

同記事は、「ネット右翼」が在日コリアンに対するヘイト運動を展開した後、第二次安倍政権成立後にアイヌを標的とした運動にシフトし、この動きは2014~2015年頃に最盛期を迎えたとした上で、「この運動の最前線に立ったのは、漫画家の小林よしのりであった」と断定しています。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58643?page=2

しかし、小林がアイヌ・ヘイト運動の最前線に立った事実は一切ありません。
小林は2008~2009年にアイヌに関する著作を書いていますが、その中に「アイヌ・ヘイト」につながるような内容はありません。

しかも、第二次安倍政権発足の2012年から2015年の間のアイヌに関する発言は、もっとも大きなものでも精神科医・香山リカの依頼に応じて行った「創」2015年3月号の対談くらいしかなく、アイヌ問題自体にほとんど関わってもおらず、アイヌ・ヘイトの「運動の最前線に立った」などとは、絶対に言えるわけがありません。

また、小林の2008年~2009年のアイヌに関する著作について、古谷は以下のように書いています。

〈小林は「アイヌ民族など存在しない」というトンデモな主張を繰り返し、「アイヌは北海道の先住民ではない」という妄想を漫画やブログで発表した。

特に「アイヌ民族は存在しない」という持論については、学術的な根拠を何ら示さないばかりか、「殖産の時代、アイヌ民族は自らを『アイヌ』と自称していなかったから」という屁理屈を展開し続けた。〉

小林は漫画の以下のシーンにも記しているとおり、北海道を取材し、専門書を大量に入手し、北海道ウタリ協会の『アイヌ氏』編集委員も務められた文化人類学者・河野本道氏の論文を読み、直接話を伺って執筆しています。

『ゴーマニズム宣言NEO② 日本のタブー』(小学館)としてまとめられた著作を読めば一目瞭然のとおり、小林は緻密に学術的根拠を示し、歴史的経緯を検証しながら論述しています。

古谷は、小林が「殖産の時代、アイヌ民族は自らを『アイヌ』と自称していなかったから」という理由で「アイヌ民族は存在しない」という「屁理屈を展開」したと書いていますが、そんな記述はしていません。古谷は別の文脈で出ている言葉を結びつけ、小林が言ってもいないことを捏造し、それを根拠に小林を非難しています。

当該記事における古谷の小林よしのりに関する記述は、名誉棄損という以外にない極めて悪質なデマであり、それを立憲民主党が公式ツイッターで紹介し、福山哲郎幹事長がリツイートしたということは、重大な問題だと言わざるを得ません。

立憲民主党は、旧民進党時代から「ネット右翼」などから事実無根のデマを浴びせられる場面が多く見られましたが、そんな立憲民主党が公式の場で、ネット右翼並みのデマ記事を拡散して特定個人、それも昨年の結党時の選挙の際に、懸命の協力をした小林よしのりの名誉を棄損するとは、一体どういうつもりなのでしょうか。

ネット記事を読む人は、いちいちその記述が事実なのか、小林よしのりが本当にそんな言動をしたのかなど、確認したりはしません。
ただ、小林よしのりという人は「アイヌヘイト運動の最前線に立った人」で、「学術的な根拠を何ら示さない」トンデモな主張をする人なんだな、と思うだけです。
ましてや、公党の公式ツイッターが引用し、党幹事長がリツイートして拡散した記事という「お墨付き」があれば、なおのことです。

以上のことから、立憲民主党公式ツイッターは当該記事の引用ツイートを、福山幹事長はリツイートを速やかに取り消すと共に、以下の質問に答えていただきたく思います。

1.立憲民主党公式ツイッターは古谷経衡の当該記事を、どのような基準によって引用ツイートし、福山幹事長はリツイートしたのか。
 その際、記事中の「小林よしのりはアイヌ・ヘイト運動の最前線に立った」、小林よしのりは「学術的な根拠を何ら示さない」トンデモな主張をした、という記述の事実を確認したのか。

2.党の公式ツイッターが引用し、党幹事長がリツイートした記事に明らかなデマが含まれていて、特定個人の名誉が著しく棄損された場合、党・幹事長としては、いかなる責任を取るのか。

以上