わしズム(幻冬舎/責任編集誌)Vol.31
小林よしのりが責任編集長を務める、漫画と思想で日本を束ねる知的エンターテインメント誌。「わしズム」とは小林よしのりの一人称である「わし」と、本来「束ねる」という意味も持つ「ファシズム」を掛け合わせた造語である。「信頼崩壊の時代」となった現代日本において、信頼再構築のため、バラバラになった価値の中から真実に迫る価値を探しだして束ねることを目的に創刊された。いわゆる「論壇」の世界に留まらず、漫画家・ミュージシャン・俳優・政治家・学者・エッセイスト・落語家・歌人・カメラマンなど、あらゆる表現者を集め、文化・思想を伝える娯楽誌となっている。
Vol.31(2012年7月発行)
【天籟】小林よしのり
~特集・古事記りばいばる~
〈グラビア〉いなばのしろうさぎ
〈漫画〉【ゴーマニズム宣言】「国生み神話」小林よしのり
〈エッセイ〉「イザナキ・イザナミ―愛と死のグロテスク」大塚ひかり
〈ストーリー〉「アマテラス大御神とスサノオの命」橋本治
〈漫画〉「MO妄想SO―天の岩戸」五月女ケイ子
〈エッセイ〉「ヤマタノオロチはなぜ凄いか」阿刀田高
〈漫画〉【ゴーマニズム宣言】「天孫降臨」小林よしのり
〈ストーリー〉「豊玉姫と山佐知」泉美木蘭
〈エッセイ〉「サホビメの悲劇―二つの『愛』に引き裂かれる哀しみ」高森明勅
〈漫画〉「倭建命の試練」久松文雄
〈エッセイ〉【たくましい女たち】「愛と犠牲―弟橘比売命」笹幸恵
〈評論〉「古事記の中の詩歌―芭蕉や山頭火の原点」藤井厳喜
〈評論〉「『古事記』リバイバルの千三百年史―今、なぜ『古事記』が面白いのか」高森明勅
〈時評〉「願い事は何ですか?―『まど☆マギ』と『東のエデン』と平成不況」浅羽通明
〈時評〉「『金儲けだけが現実だ』と本気で思ってるのか?―首相の原発再稼働発言にみる精神の貧困」上田紀行
〈エッセイ〉【切通理作のよーしゃないネタバレ!映画館】「震災後に作られた映画の『ホントとウソ』」切通理作
〈ヌード〉【☆桃色浸食遊戯☆】照沼ファリーザ
〈漫画〉【ごーさらし放浪記】「包茎手術で荒稼ぎ!」沖田×華
〈漫画〉【辛酸なめ子のアセンション宣言】「お坊さんヒーリング」辛酸なめ子
〈インタビュー〉「眼前の批判に怯まない、世論には迎合しない」林芳正
〈コラム〉【知らぬがホットケない】「ぜいたくの陥穽」久坂部羊
〈漫画〉【女について】「番外編・木嶋佳苗の場合」小林よしのり
〈座談会〉「AKB48新参ヲタ大激論!―人はみな誰かを『推す』ために生きている AKB48と新しい日本の精神」中森明夫+宇野常寛+濱野智史+小林よしのり
〈時評〉【〈いま・ここから〉の文化問答】「暴走する『理解不能なもの』への不安―AKB48批判を考える」宇野常寛
〈コラム〉【新・主義なベイビー】「騙されたっていいじゃない!!ちっちゃな妖精とAKBをいじめるな!!」吉田豪
〈時評〉【若者は、まるで何事もなかったかのように】「新しい愛国者が、静かな革命を起こしている」古市憲寿
〈政経警世時評〉「グローバリズムは歴史の必然ではない」中野剛志
〈コラム〉【幸福を科学するサル】「人はどんな仕事だと幸せを感じるのか?―アメリカの場合」橘玲
〈漫画〉【女について】「玲奈の場合」小林よしのり
〈コラム〉【デジタルとアナログのすきま】「東京スカイツリーにみる新しいコミュニティの可能性」仲俣暁生
〈漫画〉【10万年の神様】「亜斗夢さまの神頼み」小林よしのり
〈文明時評〉「日本人だけが知らないアメリカ覇権思想の恐怖」西尾幹二
〈時評〉【わしの頭も信心から】「尖閣諸島は、はっきり国有化せよ―領土は不動産ではない」小林よしのり
〈覚書〉【よしりん四方山話】小林よしのり