わしズム(小学館/責任編集誌)Vol.28
小林よしのりが責任編集長を務める、漫画と思想で日本を束ねる知的エンターテインメント誌。「わしズム」とは小林よしのりの一人称である「わし」と、本来「束ねる」という意味も持つ「ファシズム」を掛け合わせた造語である。「信頼崩壊の時代」となった現代日本において、信頼再構築のため、バラバラになった価値の中から真実に迫る価値を探しだして束ねることを目的に創刊された。いわゆる「論壇」の世界に留まらず、漫画家・ミュージシャン・俳優・政治家・学者・エッセイスト・落語家・歌人・カメラマンなど、あらゆる表現者を集め、文化・思想を伝える娯楽誌となっている。
Vol.28(2008年10月発行)
~特集・日本国民としてのアイヌ~
【天籟】小林よしのり
【ゴーマニズム宣言EXTRA】「国民としてのアイヌ」小林よしのり
〈鼎談120分〉タブーなき民族論「“単一民族”と言っただけで謝罪を求めるのは言葉狩りだ」宮城能彦×富岡幸一郎×小林よしのり
〈論考〉「〈アイヌ系日本国民〉を『アイヌ民族』と言えない学術的根拠」河野本道
〈文化考〉「失われた『アイヌの原景』」
〈漫画〉「るいるいかむい」こうの史代
〈武勇伝〉「知られざるアイヌ伝説」
①萱野茂「文化の継承に生涯を捧げた『ミスター・アイヌ』」
②シャクシャイン「和人の圧政に反旗を翻したアイヌの英雄」
③山辺安之助&花守信吉「南極探検隊『白瀬隊』を陰で支えた2人のアイヌ」
④北風磯吉「日露戦争で幾多の武勲をあげたアイヌのヒーロー」
〈文学〉「『先住民族』という幻想―武田泰淳『森と湖のまつり』を読む」富岡幸一郎
【卑怯者の島】「第5話」小林よしのり
【桜国の中共先生】業田良家
【ソプラノ草子】「2012年の恐怖のシナリオ」辛酸なめ子
【ガリバー・レポート】「ピコピコハンマーの国」しりあがり寿
【武士ズム「実践編」】「その4.体得 そろそろ『奥伝』を解禁しよう」堀辺正史(聞き手・堀江ガンツ)
【タイムスリップ31】「昭和の健康法」笹公人
【テレビ御意見拝聴】海原よいしょ
【八木秀次の「硬論主義」】
【小谷野敦の「正直者文藝時評」】
【上坂冬子の「今どきの若いのは!」】
【深川峻太郎の「嫌いな日本語」】
【吉田豪の「主義なベイビー」】
【高森明勅の「古代『愛国者』列伝」】
【桂歌蔵の「高座ニズム宣言」】
【みなぼんの乙女歳時記】
〈読者のページ〉「われら、わしスト党!」
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