わしズム(小学館/責任編集誌)Vol.27
小林よしのりが責任編集長を務める、漫画と思想で日本を束ねる知的エンターテインメント誌。「わしズム」とは小林よしのりの一人称である「わし」と、本来「束ねる」という意味も持つ「ファシズム」を掛け合わせた造語である。「信頼崩壊の時代」となった現代日本において、信頼再構築のため、バラバラになった価値の中から真実に迫る価値を探しだして束ねることを目的に創刊された。いわゆる「論壇」の世界に留まらず、漫画家・ミュージシャン・俳優・政治家・学者・エッセイスト・落語家・歌人・カメラマンなど、あらゆる表現者を集め、文化・思想を伝える娯楽誌となっている。
Vol.27(2008年7月発行)
~特集・ダライ・ラマ14世に異議あり~
【天籟】小林よしのり
2本立て!【ゴーマニズム宣言EXTRA】「見ぬふりされてるチベットでの民族浄化」「今も続いているウイグル大虐殺の歴史」小林よしのり
〈座談会1〉独立放棄、高度な自治要求、非暴力主義…「信じるべきは『法王』か」上田紀行×八木秀次×木村三浩×富岡幸一郎×小林よしのり
〈座談会2〉日本在住亡命チベット人たちが初めて明かす祖国への思い「我々はあくまでも独立を目指す」小原かるま×藁谷みいな×テンジン
〈弾圧の現場〉チベット・ウイグル民族浄化の地から聞こえる悲痛な叫び「私は電気棒で凌辱された」
〈MOVIE〉「映画『チベットチベット』で問う『民族とは何か』」キム・スンヨン(映画監督)×小林よしのり
〈フォト・ルポルタージュ〉「変装と銃声と笑顔の少年僧」撮影/渡部陽一
〈徹底解説〉「失われたチベット―中国侵略以前の原型」田中公明
〈文学〉「ダライ・ラマに初会見した日本人僧侶の述懐」富岡幸一郎
【卑怯者の島】「第4話」小林よしのり
【桜国の中共先生】業田良家
【いまどきガリバー】「焼肉の国」しりあがり寿
【ソプラノ草子】「エコ教の乱」辛酸なめ子
【嫌いな日本語】「不潔な略語」深川峻太郎
【古代「愛国者」列伝】「第六回・捕鳥部万とその愛犬」高森明勅
【主義なベイビー】「ニュースキャスター吉田豪、危機一髪!!」吉田豪
【高座ニズム宣言】桂歌蔵
【テレビ御意見拝聴】海原よいしょ
【タイムスリップ31】「東京オリンピック」笹公人
【みなぼんの乙女歳時記】「ニオイの話」みなぼん
【武士ズム「実践編」】「その3.原理 不平等を克服することが武道である」堀辺正史(聞き手・堀江ガンツ)
〈読者のページ〉「われら、わしスト党!」
〈発売記念インタビュー〉「『パール真論』は知識人批判の最新作」
「『台湾独立』の秘策はチベット族、ウイグル族との連携にある」林建良
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