わしズム(小学館/責任編集誌)Vol.25
小林よしのりが責任編集長を務める、漫画と思想で日本を束ねる知的エンターテインメント誌。「わしズム」とは小林よしのりの一人称である「わし」と、本来「束ねる」という意味も持つ「ファシズム」を掛け合わせた造語である。「信頼崩壊の時代」となった現代日本において、信頼再構築のため、バラバラになった価値の中から真実に迫る価値を探しだして束ねることを目的に創刊された。いわゆる「論壇」の世界に留まらず、漫画家・ミュージシャン・俳優・政治家・学者・エッセイスト・落語家・歌人・カメラマンなど、あらゆる表現者を集め、文化・思想を伝える娯楽誌となっている。
Vol.25(2008年1月発行)
~特集・デマと冷笑の「テレビ」~
【天籟】小林よしのり
キャスターからコメンテーターまで「ホメ殺し・百人斬りスペシャル」海原よいしょ
「ご注意下さい。テレビの偽装事件が多発しています」有田芳生(ジャーナリスト)×切通理作(評論家)×富岡幸一郎(文芸評論家)×小林よしのり
〈政治のデマ〉「『どうでもよいこと』だけが政治家も大衆も動かす―『デマゴギーの時代』」佐伯啓思
「『世論調査』のデタラメを全て暴露―渡る『世論』は嘘ばかり」谷岡一郎
「経済財政諮問会議という『デマ・エコノミー』」東谷暁
「大暴れする『論点すり替え』―モンスターのアクロバティック言論」深川峻太郎
「日本文学に跋扈するデマの怪物『オロチX』」富岡幸一郎
「オリバー君も妊婦男も大集合!みんなが通ったニッポン『デマ大騒動史』」角山祥道
「終わりなき『プロパガンダ戦争』の時代」宮台真司(首都大学東京教授)×荻上チキ(『ウェブ炎上』著者)×富岡幸一郎(文芸評論家)×小林よしのり
【卑怯者の島】「第3回」小林よしのり
【それいけ!天安悶】業田良家
【ソプラノ草子】「女子アナすごろく」辛酸なめ子
【みうらじゅんアワー】「激動の日本」みうらじゅん
【いまどきガリバー】「白い鳥」しりあがり寿
【主義なベイビー】「西の武闘派『たかじん軍団』伝説」吉田豪
【高座ニズム宣言】「ブラジリアン落語で武者修行の巻」桂歌蔵
〈読者のページ〉「われら、わしスト党!」
【嫌いな日本語】「KY」深川峻太郎
【タイムスリップ31】「昭和のオカルトブーム」笹公人
【古代「愛国者」列伝】「第四回・粟田朝臣真人『日本』という国名のおこり」高森明勅
【みなぼんの乙女歳時記】「忠犬みなぼんの特権」みなぼん
〈WASCISMライブラリー〉「わしはこんな本を読んできた」Part2 西尾幹二 渡部陽一 森永卓郎 八木秀次 金美齢 鈴木邦男 佐藤寛子 楠城華子
「『今週、妻と離婚します』その後」切通理作
【武士ズム「実践編」】「その1.真髄 武道はスポーツにあらず」堀辺正史(聞き手・堀江ガンツ)
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