わしズム(幻冬舎/責任編集誌)Vol.15
小林よしのりが責任編集長を務める、漫画と思想で日本を束ねる知的エンターテインメント誌。「わしズム」とは小林よしのりの一人称である「わし」と、本来「束ねる」という意味も持つ「ファシズム」を掛け合わせた造語である。「信頼崩壊の時代」となった現代日本において、信頼再構築のため、バラバラになった価値の中から真実に迫る価値を探しだして束ねることを目的に創刊された。いわゆる「論壇」の世界に留まらず、漫画家・ミュージシャン・俳優・政治家・学者・エッセイスト・落語家・歌人・カメラマンなど、あらゆる表現者を集め、文化・思想を伝える娯楽誌となっている。
Vol.15(2005年7月発行)
〈巻頭言〉【天籟】小林よしのり
~特集・「戦後60年」を0に戻す~
〈漫画〉【ゴーマニズム宣言EXTRA】「第18章・占守島の戦い」小林よしのり
〈匿名コラム〉【言論戦線異状なし】「『靖国』をめぐる理不尽」「『政教分離』の詐術」「『A級戦犯』は『A級犠牲者』」
【渡部陽一氏にインタビュー】「樺太から北方四島を望み、『領土の価値』を思う」聞き手:小林よしのり 写真:渡部陽一
〈評論〉「文学における『戦争』と『平和』」富岡幸一郎
〈評論〉「講和条約を無視しての憲法は護持するに値しない」川内康範
〈短歌〉【念力ジェネレーション】「四丁目の夕焼け―失われた風景」笹公人
〈エッセイ〉「いま伝えたい純愛がある―戦争未亡人の六十年」室積光
〈時評〉「還暦日本の六十年を滑走してみれば」西部邁
〈漫画〉【いまどきガリバー】「シアワセの国」しりあがり寿
〈エッセイ〉「現代の医療じつは野蛮で原始的」久坂部羊
〈エッセイ〉「『沖縄論』刊行記念―なぜ私は案内役を引き受けたのか」宮崎能彦
【みなぼんの乙女歳時記】「お盆」みなぼん
〈緊急座談会〉「台湾と中国 そのナショナリズムと金」林建良×謝雅梅×小林よしのり
〈8.15直前の日中対談〉「『靖国』『台湾』は、アジアの『王道か覇道か』をめぐる問題である」趙宏偉×小林よしのり
〈漫画〉緊急提言「ゴーダは人権擁護法案に反対します!」業田良家
【嫌いな日本語】「電話セールス」深川峻太郎
〈評論〉「いよいよ始まったアメリカ軍の逃走と迷走」木村三浩
【恋する台湾】「台湾でも“ニート”が激増中!」謝雅梅
〈科学エッセイ〉【ハイドはジキルにもどれない】「どっちの危険ショー!?『フグ毒と狂牛病』」福岡伸一
〈エッセイ〉【高座ニズム宣言】「クサりかけ、何をやればいいのかわからなくなった二つ目時代」桂歌蔵
〈漫画〉【なめ子のPTSD】「スローライフにかられて」辛酸なめ子
【神様の住所録】「誰も知らない大国主の神の『成長物語』」高森明勅
〈漫画〉【みうらじゅん劇場】「さよなら土着」みうらじゅん
〈経済時評〉「ライブドアは日本の何を壊したか」紺谷典子
〈漫画〉【ゴーダの世界】「独裁君 その10」業田良家
〈読者のページ〉「われら、わしスト党!」
【新秘書キシバタのPHOTO×2あきれた】岸端みな
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