わしズム(幻冬舎/責任編集誌)Vol.12
小林よしのりが責任編集長を務める、漫画と思想で日本を束ねる知的エンターテインメント誌。「わしズム」とは小林よしのりの一人称である「わし」と、本来「束ねる」という意味も持つ「ファシズム」を掛け合わせた造語である。「信頼崩壊の時代」となった現代日本において、信頼再構築のため、バラバラになった価値の中から真実に迫る価値を探しだして束ねることを目的に創刊された。いわゆる「論壇」の世界に留まらず、漫画家・ミュージシャン・俳優・政治家・学者・エッセイスト・落語家・歌人・カメラマンなど、あらゆる表現者を集め、文化・思想を伝える娯楽誌となっている。
Vol.12(2004年9月発行)
〈巻頭言〉【天籟】小林よしのり
~特集・天皇論と家族論~
〈漫画〉【ゴーマニズム宣言EXTRA】「第14章・天皇論と家族論」小林よしのり
〈評論〉「なぜ皇太子は日本の中心で、愛を叫んだか―だんだん不安になってくる天皇制近代史入門」浅羽通明
〈評論〉「すべての日本人のための『天皇の常識』」高森明勅
〈評論〉「あへて女帝容認論を主張する―危機打開のため、双系主義に回帰を」高森明勅
〈評論〉「皇位継承問題に見る天皇制度の本質」八木秀次
【長谷川三千子の思想相談室】「尊い苦悩」長谷川三千子
〈時評〉「天皇制への十番頌歌」西部邁
〈評論〉「『…のに』と言い合う家族」香山リカ
〈短歌〉【念力ジェネレーション】「家族の肖像」笹公人
〈評論〉「戦後家族の空洞化への、抜本的な処方箋を、徹底的に思考する」宮台真司
【若者の軍事学】「戦略的思考とは何か」潮匡人
〈エッセイ〉「僕らの1972年―沖縄の少年が見た本土復帰」山原昭
〈漫画〉【ゴーダの世界】「独裁君 その7」業田良家
〈ストップ・ザ・ビーフ鼎談〉「狂牛病すぐそこの恐怖」福岡伸一×宮崎哲弥×小林よしのり
【渡部陽一氏にイラク・インタビュー】「結局フセインで良かったの!?」聞き手:小林よしのり 写真:渡部陽一
〈漫画〉【このわしよ見よ】「第三面・なぜわしはこんなに羞恥心が強いのか?」小林よしのり
〈評論〉「アメリカ大統領選を予想する―ブッシュ再選の布石」副島隆彦
【新・台湾事情】「台湾建国のドグマで日・中・米はこう変わる」林建良
【嫌いな日本語】「なでしこジャパン」深川峻太郎
【恋する台湾】「騒然!『アジア杯』報道」謝雅梅
〈漫画〉【みうらじゅん劇場】「AMA」みうらじゅん
〈評論〉「ゴーガン倫理学―ナショナリズムの『水位』を測る」宮崎哲弥
〈エッセイ〉「肥沼信次を知っていますか?―ドイツ人が神と慕い続ける日本人医師」川西重忠
〈経済時評〉「UFJをなぜ追い込むのか―民にできることは民に」紺谷典子
〈漫画〉【いまどきガリバー】「虫の国」しりあがり寿
〈読者のページ〉「われら、わしスト党!」
【新秘書キシバタのPHOTO×2あきれた】岸端みな
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