わしズム(幻冬舎/責任編集誌)Vol.11
小林よしのりが責任編集長を務める、漫画と思想で日本を束ねる知的エンターテインメント誌。「わしズム」とは小林よしのりの一人称である「わし」と、本来「束ねる」という意味も持つ「ファシズム」を掛け合わせた造語である。「信頼崩壊の時代」となった現代日本において、信頼再構築のため、バラバラになった価値の中から真実に迫る価値を探しだして束ねることを目的に創刊された。いわゆる「論壇」の世界に留まらず、漫画家・ミュージシャン・俳優・政治家・学者・エッセイスト・落語家・歌人・カメラマンなど、あらゆる表現者を集め、文化・思想を伝える娯楽誌となっている。
Vol.11(2004年6月発行)
〈巻頭言〉【天籟】小林よしのり
~特集・福岡わが故郷~
〈漫画〉【ゴーマニズム宣言EXTRA】「第13章・福岡に玄洋社ありてアジアに臨む」小林よしのり
「博多の道案内ば見ちゃんない」岸端みな
〈ふるさと自慢対談〉「日本のルーツは博多にあり」長谷川法世vs.小林よしのり
~特集・イラク戦争と報道~
「あえてイラク邦人人質を擁護する―メディアのバカ騒ぎと平和ボケ」小林よしのり(インタビュアー:時浦兼)
〈「戦場に呼ばれし者」対談〉「ジャーナリストとボランティア根性」渡部陽一(戦場カメラマン)vs.小林よしのり
「戦場カメラマンの掟―白髪振り乱し、61歳、イラクを走る」橋田信介
「6.30インチキ主権移譲、直前―世界よ、米英の狂気を止めよ」木村三浩
【闘う英語】「日本人は人質に冷酷過ぎたか?」小林至
〈漫画〉【ゴーダの世界】「独裁君 その6」業田良家
【嫌いな日本語】「ハラスメント」深川峻太郎
【長谷川三千子の思想相談室】「死者は去らず」長谷川三千子
【若者の軍事学】「特殊部隊と『見えない戦争』」潮匡人
【新・台湾事情】「陳水扁が墜落しても、台湾独立運動は止まらない」林建良
【体験的食品衛生論】「肉・卵は『無菌』でまずくなる」新藤洋一
【平均的日本人】「国家意識欠如のカラクリ」八木秀次
【恋する台湾】「日本より先行した〈韓流ドラマ〉の現在」謝雅梅
〈漫画〉【みうらじゅん劇場】「THE WANG」みうらじゅん
〈短歌〉【念力ジェネレーション】「最後の朝礼」笹公人
〈短編小説劇場 泣きまひょ〉「浪花のハピハピガール」末永直海
〈評論〉「谷沢栄一氏『聖徳太子はいなかった』の大ボケ」高森明勅
〈漫画〉【このわしよ見よ】「第二面・なぜわしはこんなに厳しいのか」小林よしのり
〈経済時評〉「“景気回復”の嘘―日本経済の崩壊が始まった」紺谷典子
〈時評〉「砂塵に舞う『人の道』」西部邁
〈読者のページ〉「われら、わしスト党!」
【新秘書キシバタのPHOTO×2あきれた】岸端みな