わしズム(幻冬舎/責任編集誌)Vol.9
小林よしのりが責任編集長を務める、漫画と思想で日本を束ねる知的エンターテインメント誌。「わしズム」とは小林よしのりの一人称である「わし」と、本来「束ねる」という意味も持つ「ファシズム」を掛け合わせた造語である。「信頼崩壊の時代」となった現代日本において、信頼再構築のため、バラバラになった価値の中から真実に迫る価値を探しだして束ねることを目的に創刊された。いわゆる「論壇」の世界に留まらず、漫画家・ミュージシャン・俳優・政治家・学者・エッセイスト・落語家・歌人・カメラマンなど、あらゆる表現者を集め、文化・思想を伝える娯楽誌となっている。
Vol.9(2003年12月発行)
〈巻頭言〉【天籟】小林よしのり
〈漫画〉【ゴーマニズム宣言EXTRA】「第8章・男の嫉妬―わしって若作り?」「第9章・戦後補償裁判の実相」「第10章・差別と自主規制の戦いから11年」小林よしのり
〈サピオ寺澤の「裏よしりん戦記」〉寺澤広蔵
〈戦場の現実対談〉「イラク、派兵前夜」渡部陽一(戦場カメラマン)vs.小林よしのり
【魂の美容】「鏡」大高未貴
【アメリカ・レポート】「悲しみと歴史のインディアン居留地(前編)」小林至
「自衛隊よ、不名誉な戦死することなかれ」木村三浩
〈漫画〉【夫婦の絆】「第8回・結婚指輪」小林よしのり
【嫌いな日本語】「ちげーよ」深川峻太郎
【若者の軍事学】「北朝鮮大使館が東京にできる日―外交官は諜報機関の秘密工作員」潮匡人
【シモジモの人々】「私は女優よ」末永直海
【神様の住所録】「買ってはいけない『口語訳 古事記』」高森明勅
【長谷川三千子の思想相談室】長谷川三千子
〈漫画〉【みうらじゅん劇場】「旅館録」みうらじゅん
〈漫画〉【日系トレンディーくん】「第6話・ナショナリズムの巻」しりあがり寿
〈漫画〉【ゴーダの世界】「独裁君 その4」業田良家
〈台湾レポート〉「元・日本人たち」藤野桜子
【体験的食事論】「大便から考える。―『日本人は何を食べるべきか?』①」新藤洋一
【平均的日本人】「〈先生〉それはいつの時代にも聖職者」八木秀次
〈経済時評〉「なぜ『郵便局の民営化』なのですか?―本当に行革するなら財務省解体」紺谷典子
〈時評〉「錆びつき剥げ落ちていく小泉政治・四題」西部邁
〈読者からの手紙+思想相談室【番外編】〉
「日本には死への意味を求め続けた文化と伝統がある―私の宮崎哲弥批判」木下元文
「『死』を死の側から見つめると―宮崎論考、私はこう読んだ」長谷川三千子
〈読者のページ〉「われら、わしスト党!」
【新秘書キシバタのPHOTO×2あきれた】岸端みな
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