新ゴーマニズム宣言(小学館/単行本)第15巻
「ゴーマニズム」とは「傲慢主義」ともいうべき著書の造語。自分の直感と常識をたよりに「傲慢だとわかっているが、それでも敢えて言っておかねばならない」という思いを思想化したもの、それがゴーマニズム宣言である!連載開始当初はエッセイ漫画であったが、次第に社会問題や政治問題に斬り込むようになり、世界初の思想漫画として社会現象を巻き起こす。自主規制問題、部落差別、オウム真理教事件、薬害エイズ問題、従軍慰安婦問題から歴史問題、イラク戦争、天皇論、原発問題…等々、「ゴー宣」のタブーなき挑戦は、現代の思想空間を常に揺るがし続けている。
第15巻・中流絶滅(2006年6月発行)
第1章. 歴史なき愛国心と競争と効率のリスク
第2章. ハワイで見た「肥満アメリカ人」と「金満ニホン人」
第3章. アロハオエの思い、靖國問題を添えて
第4章. 小泉靖國参拝の陥穽
第5章. 革新から改革へと突き進む左翼人民
第6章. 保阪正康『あの戦争は何だったのか』は蛸壺史観だ
第7章. そうだ、伊勢神宮へ行こう
[特別解説]あのころのわし。―「白内障」発覚から『目の玉日記』誕生まで
第8章. ネオリベを支持する知識人たちと戦う!
[特別収録1:ゴーマニズム宣言EXTRA]嫌米流・年次改革要望書に怒る
第9章. 父死す、白骨となる、執着せず。
第10章. ホリエモンを躍らせた親を逮捕せよ!
第11章. ネオリベに回収される保守とサヨクのリベラル
第12章. アンビバレントな命題から逃げる保守
第13章. 格差社会とは何か?
[特別収録1:ゴーマニズム宣言EXTRA]近代的個人は「オレ様」に堕した
第14章. ネットの中のお婆ちゃんの「情報」
第15章. 空気と俗情と美人投票の時代
[フォト日記]よしりん企画 世界遺産の島“屋久島”へ行く