新ゴーマニズム宣言(小学館/単行本)第9巻
「ゴーマニズム」とは「傲慢主義」ともいうべき著書の造語。自分の直感と常識をたよりに「傲慢だとわかっているが、それでも敢えて言っておかねばならない」という思いを思想化したもの、それがゴーマニズム宣言である!連載開始当初はエッセイ漫画であったが、次第に社会問題や政治問題に斬り込むようになり、世界初の思想漫画として社会現象を巻き起こす。自主規制問題、部落差別、オウム真理教事件、薬害エイズ問題、従軍慰安婦問題から歴史問題、イラク戦争、天皇論、原発問題…等々、「ゴー宣」のタブーなき挑戦は、現代の思想空間を常に揺るがし続けている。
第9巻(2000年9月発行)
第106章. 天皇陛下御即位十年式典と祈り
[特別奉納]よしりんぼんぼり揮毫集
第107章. 中国の「改造」を絶賛する危険なテレビ
第108章. 見ぬふりされてるチベットでの民族浄化
第109章. ぎりぎりで微妙な個人の貫徹
[熱論1:「個と公」「国と戦」Ⅰ]vs西部邁・西尾幹二
第110章. 凶悪なニヒリズムの暴発
第111章. ナショナリズムを自覚せよ!
第112章. 「自分語り」と「国家語り」
[熱論2:「個と公」「国と戦」Ⅱ]vs石原慎太郎
第113章. 著作権裁判の背景にやはり慰安婦論争?
第114章. 私+私+私=公とは笑わせる
第115章. ユダヤ人救出に完全無欠の善意はいらない
[熱論3:「個と公」「国と戦」Ⅲ]vs小堀桂一郎
第116章. マスコミにNO!と言える国民
第117章. 逆転勝訴の真相
[巻末連載!?]「南京中虐殺説」という卑怯への深い嫌悪Ⅱ
あとがき